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    【創の独り言】君の心のヒビ

    2023/ 03/ 26
                     
     うーん、口の中が薬臭い。漢方薬は残るね、食事は無理でも服薬と飲水する事は出来るから、体調の悪くなった彼の手伝いが可能だ。

     …熱を出してるみたいに彼は具合が悪い、別に僕はそんなに具合悪くないのにアタ君の時は随分腹痛と眠気と怠さと…多分熱っぽさとかも有るだろうな、無い物が有る。熱を出したと仮に言ってるだけだが本当に其の位には駄目そうだ。昼間過ごすのも相当精神に負荷が掛かるのか、バックアップを付けて貰って僕が代わりに居たしなあ。お蔭で調絵はべ物も進むしアタ君が頑張ってるゲームの方も良い点数が取れたからきっと良いだろう、夜にも確り別れたからもう裏の何処かに行って今は居ないので、全く一人で絵を描いてた。

     なんてね、途中ロシンと話したりした。彼女との相応しい絵が漸く歩み出した。あの絵が何時の日にか描けたら彼女は形質的な難をもう抱えないし、より僕とも居られるだろう。うーん、別に形質的な難を乗り越えなくても一緒には居られるのだがね、出来れば必要な事なんだ。死ぬ迄に遣らなければいけない程度の必要な事。未だ出来て無い子が居る、未だ生きないと会えない子が居る事が僕の親友には分かるんだろうね。

     孤独を知る君だからこそ分かるんだよ、僕を止めた其の意思を尊重し約束を可能な限り守ろう。例えば、器が壊れちゃったらね。扨ね。生きてる意味が無くなっちゃうから仕方無いなあ。でも、腕が無くなっても頭が壊れて記憶保持が駄目になっても家族は変わらない。狭い世界から離れた時居場所を思い出すだろう。


     ふあー眠い。薬臭いなあ、胃腸が悪いから別の薬も増やして飲んだんだけれども…一番キツイな。流石に、起きる時はアタ君が表に行くからせめて悪い胃腸に良い物でもと…。

     うん、でも昼間…そうだ。
    彼に昼間の番を頼まれた時に、
    「カーテン閉まってて暗いから夜みたいだろ、良いだろう」
    って言われたんだ。まるで僕が夜を好きだから言った様で内心面白がってた、実際好きだからね。朝になるのが早くなっちゃって少し残念だけれど季節の流れだねえ。


     そんなアタ君、ロシンは言ってたな。
    「貴方も道を間違えたら同じ」
    と。彼女は先日こうも言った、
    「貴方もアタカイカも限界なのよ」
    って。実際アタ君は相当何かが駄目そうで動かないし動けない日が多いみたいだね。先日は僕も意識が保てない程器が疲弊してて、或いは器すらも駄目かな。仕方無い。

     残念だけどアタ君の敏感な体質は此の世に合わない、誰とも合わせられないリズムに苦しんで居るね。多分、彼は自己主張を抑えて過ごして居る、か或いは聞いて貰えないかの何方かだろうが、敏感な事は無理解が当たり前なのだから仕方無い。万策も何も差が開き過ぎて居て何も効かないだろう、少なくとも今の弱ったアタ君では難しいだろうか。可能性は読めない物だが…。


     僕は家族に例外無く倖運を祈って居る、敏感な体質で有れば其れも通じる手段であり此処の面は良き効果でも有る。悪い効果が理解出来ない差に苦しめられる事だろう。器の疲労は想像がつかない、君の疲労も同じく。体力を抑々相当消耗し易いなんて、しない者に想像も不可能だとは思う。其れだけ理解された経験は無い。回復しないって言えない辛さが、…。まあ無駄だね、理解して貰った方が良いなんて夢物語は棄てて隠した方が良い、不可能な事も有る。


     眠くて思考が回らないや、どうせならアタ君が如何したら楽になれるかでも考えたかったのに。どうにも休めて無いみたいだから僕も心配なんだ、家族全員が心配してくれるよ、僕も其の一者で有るだけ。

     そうだねえ、色々面倒に説明しても仕方無いしまた明日でも明後日でも一緒に話そうよ、そしたら君も喜ぶ。楽になるには恐らくだが其の場合に応じた順番の選択が必要とされる、先と後を入れ違えては恐らく楽にはなれない。但し其れを求めるのは頭を使うので難しいし答えが無い、一人で具合の悪い時に遣る事は余り推奨しないが…。時に苦行も新たなる思考に辿り着く為の吸収要素となるし、遣っても良いだろうなあ。




     もう良いや、終わりにしよう。サムネ用に昨年の落書きを持って来たんだ。


    アタ君の顔が違ったら?


     アタ君の顔を描いてみた去年の落書きなんだよね、でも彼曰く、
    「イケメン過ぎるだろ!」
    との事で。そーかなあ、可愛いけどなあ。顔が最初からあの形だからねアタ君は…だから彼にこう言う顔って無いのだけれど、想像して描くとかっこいいねえ。うーんでも可愛いねえ…君って不思議な魅力を持ってる。

     以前描いた僕と二人で笑ってる絵を見て悲しくなったよ、また君と楽しい事をして一緒に楽しんで、笑えたなら嬉しいな。そうなると嬉しい、心から笑って無い表情ばかりに慣れて居たけれど、…。もしかして君はもう笑えないのだろうか?


     何せ…如何しても如何見てももう無駄な人間関係を以前、持って彼は相当傷付いた。初めて亀裂が入った、そんな君はもう心から笑えたり等しないのだろうか?僕の介入が無かったのも有って最悪な所で逃げ出して、ボロボロになってたなあ。日記が黒いんだ、去年の事が見える日記を使ってるからアタ君が塗り潰して黒くなってる。

     そんなに傷付いてしまった心はもう笑顔をもたらせないのかい?だから君は継続的な疲弊をして、そろそろ限界なのかい?
    本人に訊けないしなあ、如何した物か。ロシンやキリハさんに訊いたら分かるのだろうか。そうだ、彼は去年大怪我に等しい出来事に遭遇しているんだ、忘れてた。限界なのも其れの傷が全く癒せないから、なんて言う可能性も有る。



     もう少し考えてみよう。
    丈夫だよアタ君、どんなに無駄な事が有っても僕と家族の皆は絶対に無駄じゃないし、僕は君を守る。もう少し考えてみるね、もしかしたら何か可能性に辿り着けるかもしれない。今は寝ないと、ぼんやりぼんやり。皆と君を守ろう。
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