伊吹山(1377m) リベンジしてきました
先週の伊吹山は、寝不足とヘタレで6合目避難小屋で無念のリタイア。
途中から全く足が進まなくなり、脂汗もダラダラと体調は絶不調だった。
すご~く く・や・し・い
これは絶対リベンジしなければ・・・
体力は2日ほどで回復したが、体力以上に必要なのがガッツと強い意志。
もう1度あのツラい直登を登ろう、いや絶対登ってやるぞという強いハートがないとまた返り討ちに合いかねない。
また気持ちだけでなく、前回の失敗をしっかり反省し、きっちり対策も講じないと…
前回敗退の最大の原因は寝不足。今回は21時半に就寝し、しっかり8時間睡眠を取る。
外気温はマイナス3℃。放射冷却現象のせいか、先週より冷え込んでいる。
先週の駐車場は満車だったので、登山口よりやや手前のこの駐車場へ(7:38)
今日はドーピング剤もバージョンアップ。
普段はアミノ酸3000mgのスーパースポーツ(通称:青袋)だが、今回は5000mgのパーフェクトエネルギー(通称:赤袋) 青袋より100円ほど高いが、”後半で差をつけろ!”のコピーに思わず手に取ってしまった。
7:49 伊吹山上野登山口(標高約220m)
前回は厚着で汗をかき過ぎたことも敗因なので、今日はジャケットを着ずにフリースの上にカッパのみ。目標CTは一応5時間だが、それ以上に無事山頂まで辿りつけるだろうか。。。
前回僅かにあった残雪もすっかり消えてしまっていた。
充分な睡眠とドーピングのせいだろうか、序盤の足取りはまずまず。先行していたハイカーに追いつき追い越してしまった。珍しい…雪でも降るか?(笑)
8:17 1合目標高約420m・山頂まで5.1㎞)
ここまで28分と前回より6分早いペースで序盤はまずまず。
軽く息を整え出発。
やっぱり”よたよた坂”はキツい(笑)
8:43 2合目(標高約580m・山頂まで4.3㎞)
前回はここで既に”へろへろ”だったのに、今日はまだ”へろ”ぐらい。
立ったまま水分補給。今日は水だけでなく、スポーツドリンクも追加。
2合目から先も急激に雪解けが進んでおり、ほとんど路面が露出。
9:40 3合目(標高約720m・山頂まで3.6㎞)
タイムは1時間51分と前回より20分ほど早く、今日は疲労の度合いが全く違う。
ベンチで小休止し、レーションのチョコを2~3個頬張る。
6合目付近を見ると、先週よりかなり岩が露出しており、明らかに融雪が進んでいる。
3合目でも先週より30㎝ほど減っていた。先週はここでアイゼンを装着したが、今日はツボ足のまま出発(9:48)
10:09 4合目(標高約800m・山頂まで2.9㎞)
この辺りも雪がだいぶ溶けていた。
10:28 5合目(標高約880m・山頂まで2.4㎞)
ここでアイゼン装着を兼ねて小休止。
そろそろ足取りが重くなってきたので、追加のドーピング剤をチャージ。
お腹も空いてきたが、ここで食べるとモチベーションが下がりそうなのでガマン。
ここからがしんどいのだが、いっちょ頑張りましょう!(10:43)
あれ? こんな岩、先週あったかな??
先週は真っ直ぐトレースが続いていたが、今日はかなり夏道に近い。
11:06 6合目避難小屋(標高約980m)
ここでも小休止。ここでアイゼンを装着している方も多かった。
70Lほどの大きなザックを担いだ若い男性が居たので、「1泊ですか?」と尋ねると日帰りとのこと。30kgほどあるそうで、いつもこのぐらい担いでいるそうだ。
ここから先はいよいよ未体験の領域。
絶対登るぞ!!
11:29 6合目(標高約990m・山頂まで1.9㎞)
徐々に勾配がキツくなり、足取りがますます重くなる。
凍結しているかと思われたが、気温が上がったせいか雪面がだいぶ緩くなっている。
シャーベット状になっているせいか、時折ズルっと足が取られ、じわじわ体力を奪われていく。なんか厳冬期というより残雪期の山に近い。
7合目はまだかー
立ち止まりが激増し、なかなか前に進まない。
12:17 7合目付近(標高約1080m・山頂まで1.4㎞)
この辺りが7合目みたいだが、標識は埋まっているのか見当たらなかった。
既に4時間28分が経過しており、目標の5時間は絶望的。
今日もやっぱり敗退かな… いや絶対登れる、登るんだ!
樹林帯の中に入るとますます雪が柔らかくゴボりまくり。
前方から尻セードしてくる方がトレースを均してしまうので、余計に歩き難い。
行道岩の祠が望める付近でもヘタりこむ。
12:41 8合目付近(標高約1220m・山頂まで1.0㎞)
稜線は見えているのだがなかなか近づかない。
1~2分歩いては、30秒立ち止まる具合で、正直引き返そうと何度思ったことか。
樹林帯を抜けると一段と激登になる。
最大斜度は42度もあるそうだ(((( ;゚д゚))))
特にこの区間の下りは10本爪以上のアイゼンやピッケルがないとかなり危険です。
13:47 9合目(標高約1300m・山頂まで0.4㎞)
ようやく鬼のような直登が終了。山頂まであと少しだが、ヘタりこむ。
予定時刻は大幅に過ぎてしまったが、自分の弱気に打ち勝つことができた。
9合目から先はなだらかな雪原となる。
無雪期は岩がゴロゴロして歩きづらいのだが、この時期はむしろ歩き易い。
伊吹山寺(冬期閉鎖中)にもエビの尻尾はなし。
雪に埋もれた土産物屋を迂回して山頂へ。
これでも今年は雪が少ないようで、多い年は屋根が全く見えなくなるそうだ。
また雪で埋もれた上をアイゼンで歩いてしまう人がいるので、トタン屋根に穴が空いて困っているらしい。
14:06 伊吹山山頂(標高1377m)
タイムは6時間17分と、健脚な方ならとっくに下山しているタイム。情けない。。。
今日の山頂は2℃ぐらいだが、冷たい風が吹いているので体感温度は-5℃ほど。
山頂に居た方にお願いして撮ってもらいました。目出し帽姿ですがなにか。
山頂からは日本二百名山の能郷白山(1617m)
写真では分かりにくいが、その奥にうっすらと白山(2702m)も望むことができた。
北東側には同じく百名山の御嶽山(3067m)
寒いのと時間も遅いので、食事をとらず小休止のみですぐに下山開始(14:18)
雪原の前方には琵琶湖が広がる。
14:24 9合目(標高約1300m・登山口まで5.6㎞)
ごくっ、ここを下っていくのか…
この日はシャーベット状だったので、キックステップ(かかと)で降りていけましたが、カチカチに凍った時はかなり怖いと思う。
こんな急斜面にもかかわらず、ヒップそりで滑っているグループも。中には滑るというより、半ば滑落しているようにも見えたが(笑)
15:13 6合目避難小屋(標高約980m)
15:23 5合目(標高約880m・登山口まで3.6㎞)
ようやくここで小休止。登りは3時間23分もかかった区間も、下りはわずか1時間。
まだドーピング剤2本とチョコしか食してないが、食欲はなくおにぎり1個がやっと。
どうやらお腹が空き過ぎると、逆に食欲も減退するようだ。カップ麺やストーブやらいっぱい担いできたが、単なる重しになってしまった(笑)
9合目から8合目付近を見ると、まだ大勢の方が下山中。
あの方たちも日帰りなんだよな?
暑くなってきたので、目出し帽とグローブはザックの中に。
5合目でアイゼンを外されていた方も多かったが、装着したまま降りていく(15:37)
15:53 3合目(標高約720m・登山口まで2.4㎞)
徳蔵山付近で完全に雪がなくなってきたので、アイゼンを外す。
前方の琵琶湖に沈む夕陽?
本当の太陽はまだ随分上にあり、光が湖面に反射してあのように見えるようだ。
16:33 1合目(標高約420m・登山口まで0.9㎞)
あと20分ほどだが、ここで最後の小休止。相変わらず自販機の炭酸やポカリ系は全て売切れだった。
1合目から下も多少ぬかるんでいたが、先週から比べると範囲もごく僅か。
ただ石灰岩が多数露出しているので、迂闊に足を置くと滑るので要注意。
17:03 伊吹山上野登山口(標高約220m)
下りは2時間45分。駐車場に戻ると私の車だけになっていた(笑)
今回利用した駐車場は、温かいお茶のサービス付。
ありがとうございます。暖まります。汚れた靴を洗う水場もあるので、また使わせてもらおう。
下山後は近くのコンビニで伊吹牛乳を購入。
下山後1時間以内に牛乳を摂取すると、疲労した筋肉の回復に効果があり、筋肉痛も少なくなるそうだ。
がっつりハイクで身体はボロボロだが、先週のリベンジを果たすことができた。
でもあの激登は当分登りたくない(笑)
(教訓) 対策を練ってもツラいものはツラい
(おまけ)
下山後はもう1つの伊吹山へ。
こちらは難無く登頂しました(笑)
やっぱり、山っていいね!
伊吹山(1377m)
標高差1157m
登り 6時間17分、下り 2時間45分、TOTAL 9時間14分
今年2回目・通算3回目
☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆
にほんブログ村
応援のポチッ、お願いします。
↓こちらもポチっとよろしくお願いします。
- 関連記事
-
- 伊吹山(1377m) 5回目 2022/05/04
- ススキ満開の伊吹山(1377m) 2016/09/29
- 伊吹山(1377m) リベンジしてきました 2014/02/02
- 伊吹山(1377m)でち~ん 2014/01/27
- 伊吹山(1377m) 2011/06/11