出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 09:12 UTC 版)
性質
中心力は保存場であるため、常にポテンシャルの負の勾配として表すことができる。
(積分の上限はポテンシャルが定義されている任意の定数である。)
保存場では、全力学的エネルギー(運動エネルギーとポテンシャルエネルギー)は保存される。
(ここではの時間微分を意味しており、言い換えれば速度である。)
また中心力場での角運動量は、力によるトルクがゼロであることより
である。結果として物体は角運動量ベクトルと垂直で原点を含む面を動き、ケプラーの第二法則に従う。(角運動量がゼロの場合、物体は原点と物体を結ぶ直線上を運動する。)
保存場であることの結果として、原点を例外として中心力場は渦なし(回転がゼロ)である。