WiBro
読み方:ワイブロ
WiBroとは、韓国で開発されたブロードバンド無線通信規格の名称である。2005年12月に国際標準規格に認定された。
WiBroの技術はWiMax(IEEE 802.16a)と呼ばれる広帯域無線通信規格をベースとし、2.3GHzの広周波数帯域を用いている。 (WiMaxは、通信の速さとカバーするエリアの範囲の広さを特徴とし、ADSLなどの有線通信回線が到達しづらい環境をカバーする比較的手軽な通信手段として期待を集めている)。WiBroは、WiMaxをさらに改良し、WiMaxのもつ高速通信性能を、移動中であっても通信を途切れることなく維持する。例えば、時速60kmで走行している最中でも、WiBroは下り 512Kbps程度速度で通信を行うことが可能であるとされる。これによって、動画のストリーミング再生やインターネットなども快適に行うことができる。
WiBroは、韓国電子通信研究院(ETRI)をはじめとして、電気通信事業者であるKTや電子機器メーカーであるサムスン(Samsung)などの国内主要メーカーによって、共同で開発・規格策定が行われた。指定通信事業者も定まり、現在は韓国国内での商用化が進んでいる。海外からも、WiBroの技術については熱心な視線が注がれている。
参照リンク
KT WiBro(ハングル語)
ETRI(ハングル語)
WiBro
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 05:47 UTC 版)
WiBro(ワイブロ、와이브로)とは、韓国の電子通信研究院 (ETRI) が中心になって開発した、移動体無線用通信規格、又は韓国国内で提供されている移動体無線用通信サービスの名称である。 移動体無線用通信規格としては、120km/時で移動する移動体からでも高速通信が行えるとされる。
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- ^ WiBro is first step in WiMAX
- ^ 韓国のワイブロ、「オイルマネー」獲得へ
- ^ 韓国技術のモバイルワイマックス、市場拡大に拍車
- ^ 趙章恩、『韓国版WiMAX,最後の賭けに出る 音声通信サービスの成否が命運握る』、日経エレクトロニクス2009年10月19日号
- ^ http://roaming.kt.com/jap/use/rental_wibro.asp
- 1 WiBroとは
- 2 WiBroの概要
- 3 規格詳細
- 4 外部リンク
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