USA-193の撃墜とは? わかりやすく解説

USA-193の撃墜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 07:30 UTC 版)

RIM-161スタンダード・ミサイル3」の記事における「USA-193の撃墜」の解説

USA-193」も参照 2008年2月14日アメリカ政府高官は、打ち上げ直後から不具合発生して軌道外れていた偵察衛星USA-193 (NROL-21) をSM-3用いて破壊する発表した衛星には燃料として毒性のあるヒドラジン搭載されており、居住地区墜落した場合被害が出るのを懸念した処置であるとしている。衛星攻撃兵器 (ASAT) として設計されていないSM-3ソフトウェア衛星攻撃用最適化された。2月21日3:26 (UTC) に北太平洋配置されタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦レイク・エリー」がSM-3を1機発射し大気圏への再突入直前だった太平洋上高247 kmにある衛星撃墜することに成功した。この時の接近速度22,783 mph36,667 km/h)だった。アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦ディケーター」、「ラッセル」の他陸上海上衛星センサー作戦関与した

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USA-193の撃墜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 07:21 UTC 版)

イージスシステム」の記事における「USA-193の撃墜」の解説

詳細は「USA-193」を参照 アメリカ国家偵察局2006年12月打ち上げた偵察衛星USA-193(NROL-21) は打ち上げ直後より制御不能に陥っており、2008年3月上旬大気圏再突入する予想されていた。この衛星には姿勢制御燃料として有害なヒドラジン搭載されており、燃料タンク破壊され地上落下した場合2ヘクタール汚染される見られた。燃料タンク破壊し、さらに衛星破壊により発生するデブリ影響最小限止めるため、衛星大気圏突入する直前SM-3用いて破壊することが決定された。レイク・エリー (CG-70)、ラッセル (DDG-59)、ディケーター (DDG-73)の3隻のイージス艦ハワイ西の太平洋上に配置されアメリカ東部標準時2月20日2230分(日本時間2月21日12時30分)に、レイク・エリーからSM-3ブロック1Aミサイル発射され、高度247kmにおいて衛星破壊することに成功した。この時の高度はそれまで公表されていたSM-3ブロック1Aミサイル到達可能高度を60%以上上回っていた。

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