T-400
輸送機、救難機など多座席型航空機の教育に適した基本操縦練習機です
T-400は、新人操縦者の養成増加に対応するとともに、輸送機、救難機など飛行教育の効率性や質を向上するために導入された基本操縦練習機。航空自衛隊の練習機としては初めての“並列座席型航空機”であり、輸送機や救難機など、多座席型航空機の基礎的な運航形態(クルー・コーディネーションと呼びます)の教育実施に適した航空機です。最新の計器表
示システム、航法機器を装備しており、高い信頼性、整備性を有しています。平成7年、同機8機で3輸空41教育飛行隊を新しく編成しました。
分類 | 輸送機・救難機等基本操縦練習機 |
乗員 | 2人+4人 |
全幅 | 13.26m |
全長 | 14.75m |
全高 | 4.24m |
自重 | 10,239lbs |
全備重量 | 15,982lbs |
エンジン | 2基 |
名称 | JT15D-5F |
推力 | 1,315kg/基 |
型式 | ターボファン・エンジン |
性能 | |
最大速度 | マッハ0.78(約870km/h) |
航続距離 | 1,600nm(約3,000km) |
T-1 (航空機・アメリカ)

T-1は、アメリカ空軍の双発ジェット練習機。ビジネスジェット機ビーチジェット400Aの軍用型であり、主として輸送機のパイロットの養成に用いられる。愛称はジェイホーク(Jayhawk)
本項では、航空自衛隊で採用されたほぼ同型の練習機T-400についても記述する。
設計と開発
T-1Aは中型の双発ジェット練習機で、アメリカ空軍特別パイロット養成課程で輸送機や空中給油機のパイロットの養成に使用される。同様に空軍の航法士や海軍のフライトオフィサーの養成にも用いられる。
操縦席には教官と2名の候補生が座り、後退翼と双発のターボファンエンジンによりマッハ0.78で飛行する。装備品の一部が米軍の要求によって改修されたほか、機内に燃料タンクを増設し、離陸・着陸を頻繁に行うため主脚を、バードストライク対策のためウインドシールドと主/尾翼前縁を強化している。
最初のT-1Aは1992年1月テキサス州のリーズ空軍基地に納入され1993年から同機を使った訓練を開始した。総計180機が1992年から1997年にかけて納入された。
運用
スペック
出典: [1]
諸元
- 定員: 4
- 全長: 14.75 m
- 全高: 4.24 m
- 翼幅:
- 最大離陸重量: 7,303
- 動力: プラット・アンド・ホイットニー・カナダ JT15D-5B ターボファン、12.9 kN (2,900 lbs) × 2
性能
- 最大速度: M 0.785
- 実用上昇限度: 12,500 m
航空自衛隊のT-400

日本の航空自衛隊でも、輸送機・救難機などの乗員を教育する次期多発機乗員訓練機(TC-X)として、ビーチジェット400AをT-400として採用、1994年(平成6年)から13機を導入した。全機が浜松基地の第1航空団第41教育飛行隊に配備されている[2]。
基本的な仕様はT-1と同じだが、内部配置が異なるほか、慣性航法装置とスラストリバーサーの追加などの変更点がある。なお、T-400の機体定期修理(IRAN:Inspection and Repair As Necessary)はベース機の元となったMU-300を開発した三菱重工業が担当している。
脚注
参考文献
- This article contains information that originally came from a US Government website, in the public domain. USAF Website
関連項目
外部リンク
T400
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 08:43 UTC 版)
T212とT414/T424のリンクにはハードウェアのDMAエンジンがあり、他のプロセスを実行中に並行して通信が可能である。T400(トランスピュータ製品にも同名のものがあるが別ものである)はCPU自体がリンク上のデータ転送を扱う方式の設計を指す。4本のリンクに対応するDMAエンジンはCPU本体と同じくらいの回路規模であり、T400ではそれが不要となる。すると、空いた部分を他の用途に使えるので、SOCを実現しやすくなる。TV-toyプロジェクトでこの設計が提案されていたが、プロジェクトは1985年に中止となった。
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