5q-症候群とは? わかりやすく解説

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5q-症候群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/18 09:28 UTC 版)

5q-症候群(ファイブ・キュー・マイナスしょうこうぐん 英名:5q-syndrome)とは骨髄異形成症候群(MDS)の一種で造血細胞の5番染色体の長椀(5q)に欠失が生じたことが原因で発症し[1]、大球性貧血を特徴とする骨髄異形成症候群(MDS)のなかでは進行のゆっくりとした[2]比較的予後の良い血液疾患である[1]


  1. ^ a b c d e f g h i j k 押味『WHO分類第4版による白血病・リンパ系腫瘍の病態学』p100
  2. ^ a b c d 阿部『造血器腫瘍アトラス』p249
  3. ^ 『造血器腫瘍取扱い規約』p77
  4. ^ a b c d 押味『WHO分類第4版による白血病・リンパ系腫瘍の病態学』p99
  5. ^ 『造血器腫瘍取扱い規約』p79
  6. ^ a b 千葉「5q-症候群とmiRNA.p53の異常:動物モデルの解析」
  7. ^ Ebert BL, Pretz J, Bosco J, et al:Identification of RPS14 as a 5q- syndrome gene by RNA interference screen. Nature 451:335-339, 2008 PMID 18202658
  8. ^ a b 直江 他 編集『WHO血液腫瘍分類』p133
  9. ^ 『ウィントローブ臨床血液学アトラス』p100
  10. ^ 共同通信2011.04.02閲覧
  11. ^ 日本骨髄腫患者の会2011.03.31閲覧
  12. ^ 患者向け医療品ガイド2011.03.31閲覧
  13. ^ 厚生省通達2011.03.31閲覧


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5q-症候群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/01 08:10 UTC 版)

骨髄異形成症候群」の記事における「5q-症候群」の解説

少なくとも1974年以降5番染色体英語版長腕欠損造血幹細胞異形成異常と関連すること知られている。2005年までに、抗がん剤レナリドミドが5q-症候群のMDS患者に有効であることが認知され2005年12月米国FDAレナリドミドをこの症状に対して承認した孤立性5q-、低IPSSリスク輸血依存性患者レナリドミドに最もよく反応する典型的に、これらの患者予後好ましく生存期間の中央値63か月である。レナリドミド二重の作用を持つ。一つは5q-の患者において悪性クローン数を低下させることによる作用もう一つは5q欠損持たない患者見られるように健康な赤血球系細胞のよい良い分化誘導することによる作用である。

※この「5q-症候群」の解説は、「骨髄異形成症候群」の解説の一部です。
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