飼料用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 01:17 UTC 版)
穀物は飼料としても古くから盛んに使用されてきた。穀物は飼料としては、牧草などの粗飼料と対比して濃厚飼料と呼ばれ、栄養価が高く近代的な畜産には不可欠なものである。飼料用としてもっとも重要な穀物はトウモロコシである。トウモロコシは中南米やアフリカにおいては主食としても使用されるものの、主な用途は消費の64%を占める飼料用である。この他、かつてはウマの飼料としてエンバクが非常に重要な飼料用作物であったが、第一次世界大戦後に軍用や輸送用のウマの需要が激減し、これにともなって飼料作物としてのエンバクの需要も激減して、栽培も少なくなった。ただし、現代においてもウマの飼育においてはエンバクはもっとも重要な飼料の一つである。この他、モロコシもアフリカや南アジアを除いては飼料用の利用がほとんどを占める。また、オオムギの飼料向け割合も高い。
※この「飼料用」の解説は、「穀物」の解説の一部です。
「飼料用」を含む「穀物」の記事については、「穀物」の概要を参照ください。
「飼料用」に関係したコラム
-
CFDのトウモロコシ相場は、生産国や消費国の情勢、気候などにより値動きが大きくなります。この値動きは、テクニカル指標では分析できないほど荒い値動きになります。ここでは、過去のトウモロコシ相場を振り返り...
- 飼料用のページへのリンク