電磁気通信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/16 05:19 UTC 版)
ナノスケールの電磁気通信は、新しいナノマテリアルで作られた部品からの電磁放射の送受信として定義される。炭素素材と分子エレクトロニクスの技術の進歩は、ナノバッテリー(英語版)・ナノスケール環境発電システム・ナノメモリ・ナノスケール論理回路・ナノアンテナなどのナノスケール電子部品の新世代の扉を開いた。通信の観点から、ナノマテリアルに見られる固有の特性により、電磁放射の帯域幅、放射のタイムラグ、与えられた入力エネルギーに対する放射電力の大きさが決定される。 当面は、ナノスケールの電磁気通信のための主要な2つの代替案が想定されている。1つはナノラジオ(英語版)で、電気機械的に共振するカーボンナノチューブによって、振幅変調・周波数変調波の電磁波を受信し復調することが可能であることが、実験的に実証されている。もう1つはグラフェンによるナノアンテナで、テラヘルツ帯の電磁放射体として分析されている。
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