鉤頭動物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/01 07:46 UTC 版)
鉤頭動物(こうとうどうぶつ、Acanthocephala)は、一群の寄生虫からなる動物の門である。属する動物はコウトウチュウという和名で呼ばれる[1]。体内に引き込めるようになった吻があり、その表面には逆向きの棘がならび、これによって宿主の胃壁に穴を開けてその体を支える。鉤頭動物は、無脊椎動物、魚類、両生類、鳥類、哺乳類などを含む複数の動物を宿主とする複雑な生活史を持つ。およそ1,150種が知られている。
- ^ * 藤田敏彦 著『新・生命科学シリーズ 動物の系統分類と進化』裳華房、2010年4月25日、129頁。ISBN 9784785358426。
- ^ 町田昌昭 著「鉤頭動物門」、白山義久編 編『無脊椎動物の多様性と系統(節足動物を除く)』岩槻邦男・馬渡峻輔監修、裳華房、2000年、pp.137-139頁。ISBN 4785358289。
- ^ Brusca, RC; Brusca, GJ (2003). Invertebrates (2nd ed ed.). Sinauer Associates, Inc.. pp. p.369. ISBN 9780878930975
- ^ Amin, O.M (1987). “Key to the families and subfamilies of Acanthocephala, with erection of a new class (Polyacanthocephala) and a new order (Polyacanthorhynchida)”. Journal of Parasitology 73: 1216-1219.
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