邑とは? わかりやすく解説

おお‐ざと〔おほ‐〕【×邑】

読み方:おおざと

漢字の旁(つくり)の一。「郡」「部」などの右側の「阝」の称。「阝」が漢字左側にある「こざとへんに対していう。おおざる。のぼりざと。


おお‐ざる〔おほ‐〕【×邑】

読み方:おおざる

おおざと」に同じ。


ゆう【×邑】

読み方:ゆう

人名用漢字] [音]ユウイフ)(漢) [訓]むら

人の集まり住む区域地方の町や。「郷邑城邑村邑都邑

諸侯などの領地。「采邑(さいゆう)・封邑(ほうゆう)」

名のりくに・さと


ゆう〔イフ〕【×邑】

読み方:ゆう

人の集まり住む所。むら。町。

諸侯大夫領地封土


名字 読み方
むら
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

読み方
むら
むらさき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 15:39 UTC 版)

(ゆう)は、古代中国都市国家的な集住地。後の中国の文化や文明のもととなった黄河の流域の古代文明において、新石器時代から青銅器時代である春秋時代中期にかけて広く展開した。漢字の邑は区画や囲壁をあらわす「(くにがまえ)」にひざまずいた人をあらわす「巴(卩)」をあわせた会意文字で、この全体を略した部首が「(おおざと)」である。邑の社会は同姓の一族による氏族共同体で大抵は土塁よりなる囲壁をめぐらし、周囲に氏族民共有の耕作地が展開した。 [1] [2]


  1. ^ a b c 浅見直一郎 (1988), “ゆう 邑”, 世界大百科事典, 28, 東京: 平凡社, pp. 554-555, ISBN 4-582-02200-6 
  2. ^ a b c 西嶋定生 (1972), “こだいしゃかい 古代社会 中国の古代社会”, 世界大百科事典, 11, 東京: 平凡社, pp. 241-242 
  3. ^ a b 尾形勇 (1999-03-20). “城壁のある街 : 中国都城の景観(平成 10 年度定例会発表要旨)”. 立正大学人文科学研究所年報 (立正大学人文科学研究所) 36: 72-73. ISSN 03899535. NAID 120005420407. http://repository.ris.ac.jp/dspace/handle/11266/1939. 
  4. ^ a b 齋藤道子「春秋時代の「国」:「国」空間の性質とその範囲」『東海大学紀要. 文学部』第71巻、東海大学文学部、1999年、 75-89頁、 ISSN 05636760NAID 110001048446
  5. ^ a b c d 梅原郁 (1988), “とし 都市 【中国】”, 世界大百科事典, 20, 東京: 平凡社, pp. 276-277, ISBN 4-582-02200-6 
  6. ^ 呂超 (2016-04-01). “宮崎市定の中国史像の形成と世界史構想”. 関西大学東西学術研究所紀要 (関西大学東西学術研究所) 49: 353-376. ISSN 0287-8151. NAID 120005775454. http://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/handle/10112/10284. 


「邑」の続きの解説一覧

邑(むら)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 21:44 UTC 版)

3-THREE-」の記事における「邑(むら)」の解説

理乃友人友達と「A・Tショック」というバンド組んでいる。竜一のことを尊敬している。

※この「邑(むら)」の解説は、「3-THREE-」の解説の一部です。
「邑(むら)」を含む「3-THREE-」の記事については、「3-THREE-」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 02:20 UTC 版)

発音(?)

熟語

  • 阿邑
  • 於邑
  • 下邑
  • 県邑
  • 公邑
  • 采邑
  • 私邑
  • 小邑
  • 食邑
  • 村邑
  • 大邑
  • 湯沐邑
  • 都邑
  • 鄙邑
  • 富邑
  • 敝邑
  • 辺邑
  • 奉邑
  • 封邑
  • 邑夷
  • 邑屋
  • 邑居
  • 邑金
  • 邑君
  • 邑県
  • 邑戸
  • 邑侯
  • 邑号
  • 邑豪
  • 邑国
  • 邑宰
  • 邑子
  • 邑司
  • 邑社
  • 邑聚
  • 邑頌
  • 邑誦
  • 邑笑
  • 邑人
  • 邑尊
  • 大夫
  • 邑中
  • 邑長
  • 邑庁
  • 邑廛
  • 邑土
  • 邑闘
  • 邑入
  • 邑門
  • 邑邑
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「邑」の例文・使い方・用例・文例

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