れんごう‐しんさかい〔レンガフシンサクワイ〕【連合審査会】
連合審査会(れんごうしんさかい)
審査または調査のため必要があるときは、他の委員会と協議して、連合審査会を開くことができる。連合審査会は、衆議院規則および参議院規則に根拠を置く。
国会に提出された法案は、その議案を専門的に審査・調査するのに適切な委員会に付託される。例えば、予算に関する議案は予算委員会、外交関係に関する議案は外務委員会に付託され、それぞれの委員会で質疑応答などが行われる。
ところが、1つの議案が2つ以上の委員会にまたがるようなとき、それらすべての委員会をひとつにまとめて「連合審査会」を開くことができる。この場合、首相を含め全閣僚を連合審査会に出席させ、議員は大臣の答弁を求めることができる。
連合審査会は、同一の議院(衆議院または参議院)内での審査方式だが、他方の議院の委員会と合同で審査する場合には「合同審査会」が開かれる。
衆議院では、テロ対策特別委員会を新たに設置し、そこでテロ対策特別措置法案などを審査していた。一方、参議院では、テロ対策特別措置法案と自衛隊法改正案は外交防衛委員会、海上保安庁法改正案は国土交通省に付託された。その結果、内閣委員会を加えた3つの委員会で連合審査を行うことになった。
なるべく早く法律を成立させたい与党は、参議院でも迅速な審議を目指す考えのようだ。
▲関連キーワード「テロ対策特別措置法案」
(2001.10.23更新)
「連合審査会」の例文・使い方・用例・文例
連合審査会と同じ種類の言葉
- 連合審査会のページへのリンク