迅速検査
【概要】 15分以内に判定できるのでこの名前がついた。日本ではIC法、免疫クロマトグラフィー法のこと。アメリカでは1996年にMurex社のキットが認可され、OraSure社のOraQuickは唾液で実施する。その日の内に結果を出すという意味では「即日検査」とも言う。
【詳しく】 アメリカでは性病クリニックのHIV抗体陽性率は1.6%であり、大半の人は検査を聞きに再来しても陰性である。経済的な損失もある。さらに検査を受けた人の内、陽性者のに3分の1と陰性者のおよそ半数が結果を聞きに再来しない。この非効率を改善するために迅速検査は有用である。また医療現場の曝露事故のあと、発端者や受傷者のHIV感染状態が不明の場合に、ただちに実施できるので受傷者の安心が大きい。一方、偽陽性がやや多いことが問題。検査前カウンセリング、採血・検査、そして心の準備が整う前に陽性告知に進むことになる。
《参照》 免疫クロマトグラフィー法、 HIV抗体
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