てんこう‐ぶんがく〔テンカウ‐〕【転向文学】
転向文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 21:54 UTC 版)
とくに、文学の分野では転向問題をテーマにした作品が多くかかれ、村山知義の『白夜』、中野重治の『村の家』などが知られ、島木健作の小説『生活の探求』(1937年)は当時、ベストセラーになるほどであった。この中では、農民運動に参加し、検挙されてから実際の運動から離脱して文学の道に向かった島木と、文学者としてプロレタリア文学運動への弾圧によって転向した村山・中野とは位相の差があるのだが、当時はひとしなみに転向文学としてあつかわれた。
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