講演会開催
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「2009年の原爆忌における田母神俊雄講演会問題」の記事における「講演会開催」の解説
広島市の申し入れであるが、拘束力のないものであったため田母神の講演会は予定どおり開催された。当日は講演会開催に反戦団体や労働組合など200人が集まり、田母神に反対する横断幕を掲げてシュプレヒコールを上げるなどの抗議行動をし、さらに右翼団体の街宣車1台が登場し、市民団体ともみ合いになったが、警備の警察官による説得で事態を収拾した。なお、当日は会場に入りきらず別室でモニターで視聴したものを含め主催者発表で1400人が集まったが、講演会ではジョークを交えサービス精神旺盛なところを見せて持論を主張した。その中で核廃絶は夢物語であり無理であるが、核保有国は報復が恐ろしいので使用することはないだろうと核抑止についての講演を行った。なお、日本会議広島は当日の講演会の模様を『秋葉広島市長が「待った」をかけ、注目を集めた講演』としてCD「ヒロシマの平和を疑う~8.6 田母神俊雄 講演会」として販売している。また田母神が番組を持つ日本文化チャンネル桜のYouTubeの公式サイトに公開しているほか、保守言論誌『Will』2009年10月号に掲載されている。 それによると自身の核武装論のほか、秋葉市長に対する批判。平和教育は日本教職員組合による政治的扇動であると主張したほか、米国のルーズベルト政権に共産党員が300人いたから日米開戦に至ったとする、いわゆる真珠湾攻撃陰謀説を演説した。そして講演の締めでは『国民が保守の言論を求めていることがわかってきました。保守の言論は左翼の言論に圧倒されないようにしなければなりません。そのためにも産経新聞と「正論」と「Will」を買って、アパホテルに泊まりチャンネル桜を見てください』であった。この田母神の発言に対し会場は大爆笑であったという。
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