蓮華石(Rengeite)
新潟県糸魚川市小滝川
Sr4ZrTi4Si4O22 画像の幅約7mm
ラベンダー・ヒスイと呼ばれる薄紫色のヒスイに入った濃緑褐色の点が
蓮華石です(写真では白いヒスイ中の黒い点で見えます)。
1998年に糸魚川石と共に新潟県で発見された新鉱物で、発見された
地域のヒスイを含む変成岩の古称(蓮華変成岩)に因んで名付けられま
した。
蓮華石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/25 04:00 UTC 版)
蓮華石(れんげせき、 Rengeite)は、2001年に発表された日本産新鉱物で、フォッサマグナミュージアムの鉱物学者宮島宏などにより、新潟県糸魚川市青海地域で採取されたヒスイ中から発見された[1]。 化学組成はSr4ZrTi4(Si2O7)2O8(記載時はSr4ZrTi4Si4O22)で、単斜晶系。
ペリエル石 (Perrierite)スーパーグループ・チェフキン石 (Chevkinite) 族に属し、ストロンチウムとジルコニウムを含む種である。名称は発見地が、以前蓮華変成帯と呼ばれていた高圧変成帯の東端付近に位置することによる。
蓮華石のジルコニウムがチタンに置換すると、松原石(Sr4Ti5(Si2O7)2O8)となる。
脚注
- ^ Miyajima, H. et al. (2001): Rengeite, Sr4ZrTi4Si4O22, a new mineral, the Sr-Zr analogue of perrierite from the Itoigawa-Ohmi destrict, Niigata Prefecture, central Japan. Mineral. Mag., 65, 111-120.
関連項目
外部リンク
蓮華石と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 蓮華石のページへのリンク