深緑
深緑(JIS慣用色名) | ||
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深緑(ふかみどり)とは濃い緑色を指す色名。JIS慣用色名の中にも登録されている。
薄い緑色を浅緑(あさみどり)と称したのに対して、濃い緑色を称した。一般的には「薄緑」「濃緑」などの表現は使われにくい[1][注 1]。
後鳥羽上皇の和歌に「深緑あらそひかねていかならむ間なく時雨のふるの神杉」(新古今和歌集581)があるが、和歌においては深緑は冬の杉の緑色を指す表現として用いられている[1]。
なお、深緑とビリヤードグリーン(billiards green)を同色とする見解もある[2]。
脚注
注釈
- ^ ただし、日本語的に間違っているわけではなく、「薄緑」(うすみどり)、「濃緑」(こみどり、のうりょく)、「濃緑色」(のうりょくしょく)を掲載する辞書はある。
出典
- ^ a b 日本色彩研究所 編『色の百科事典』丸善出版、2005年9月 ISBN 978-4-621-07542-5 P523.
- ^ 尚学図書・言語研究所 編『国際版 色の手帖』小学館、1988年10月 ISBN 978-4-095-04005-9 P75.
関連項目
「濃緑」の例文・使い方・用例・文例
- 飛行機はすべて濃緑緑色に塗られていた。
- 太い白い茎の上に濃緑色の葉の細長い頭がついている
- 長い濃緑色の葉が、ゆるく巻かれ細長い塊になったレタス
- 中国と日本の耐寒性の低木状常緑樹で、光沢がある濃緑色の葉を持つ
- つややかな濃緑色の葉と、香りの良い濃い黄色からオレンジまたは桃色の花を持つ熱帯アメリカの低木か小さな高木
- 銀色の斑点がついた人目を引く濃緑の葉と、反り返った花弁を持つ、白またはピンクから赤色の下方を向いた花を目的に、鉢植えとして栽培される、地中海の植物
- 合成濃緑葉と香りの良い乳白色花の豊富な円錐花序がある素敵な頭の丸い落葉樹
- 濃緑濃い黄色い果実、および野菜で見られるカロテンの異性体
- 濃緑色の染料で、着色剤、防腐剤、化学指示薬、シアン化物の解毒剤として用いられる
- 新生児の最初の排泄物である、濃厚な濃緑粘液物質
濃緑と同じ種類の言葉
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