苦灰岩
ドロマイト
読み方: どろまいと
【英】: dolomite
同義語: 苦灰岩
【英】: dolomite
同義語: 苦灰岩
炭酸塩岩の一つで苦灰岩ともいう。岩石を構成する炭酸塩鉱物の 50 %以上が、苦灰石 CaMg(CO3)2 よりなる炭酸塩岩である。大部分の苦灰岩は、石灰岩中の方解石、霰石{あられいし}(いずれの化学成分も CaCO3)がマグネシウムに富む間隙水{かんげきすい}との反応で、苦灰石化(dolomitization)して生じたものである。初めから苦灰岩として堆積{たいせき}したものは、岩塩層や石こう層と共在して、蒸発岩の一部として産出する。ドロマイトは、ち密で不浸透性の部分が多く、帽岩として有用であるが、苦灰石化や二次的な溶解によって孔げきが発達することがあり、良好な貯留岩にもなる。ドロマイトを油層とする油田は、わが国では秋田県の福米沢{ふくめざわ}油田だけであるが、世界的に見ると比較的多い。 |
苦灰岩
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