わか‐しゅ【若衆】
若衆
若衆
若衆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/31 02:21 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動若衆(わかしゅ、わかしゅう)とは衆道において性行為での受け手の役割をする側の少年である。この受動的性行為を務める時期を『心友記』(衆道物語)においては「衆道といふは、少人十二歳より二十歳まで九年の間也」としている。その中で16歳(二八)が最も盛りの年齢とされ『よだれかけ』(楳条軒作)巻五には「十六歳を若衆の春といふなり」という記述がみとめられる。『男色二倫書』においては若衆の年齢を以下の3つに区分してそれぞれの心得を教えている。
- 主童道(しゅどう):12 - 14歳
- 幼い年頃らしく利口ぶらずにふるまうのがよい。
- 殊道:15 - 18歳
- 最も花のある時期であり、多感な年頃なのでただ清い嗜みでいるべき。
- 終道:19 - 20歳
- 互いに「道」を助け、万事誤りの無きように殊勝な心の上に男の義理を添えて嗜むべき 。よって「主道」ともいう。
上記の時期が終っても念者と若衆の関係が終るとは限らず、『好色一代男』の記述では7歳から25歳を若衆の時期とし、衆道を好むものは30歳の者までも用いたという。
関連項目
若衆
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「風の市兵衛シリーズの登場人物」の記事における「若衆」の解説
安吉(やすきち)。17歳。若衆とは手代見習いのことだが、人手不足のため手代同様の仕事を任されている。普段は無口で気弱に見えるが、市兵衛が提案した古着下取りに賛同し、まず10日間に限って試してみて、うまくいけばまた年の瀬に実行するという修正案を出した。その時の態度を見た市兵衛は、商人としての心根がしっかりしていると評価した。
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