自衛用火器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:47 UTC 版)
「B-58 (航空機)」の記事における「自衛用火器」の解説
自衛用火器として機体尾端にM61A1とほぼ同仕様のT-171E2(後期型ではE3)20mmガトリング砲を装備している。しかし、当時は東側諸国においてもミグ15やミグ17などの多数の亜音速戦闘機が現役であり、これらの戦闘機がB-58に追いつくことは不可能であり、従って自衛火器は無用の長物であった。敵機がB-58を迎撃するには空対空ミサイル装備が必須となり、その場合は自衛火器は全く役に立たない。マッハ2級の超音速戦闘機ならB-58の追尾も可能であるが、ほとんどがミサイルを搭載しており、わざわざ同速度で追尾して機関砲を用いてB-58を迎撃することは考えられない。そのため、これ以降に開発された多くの爆撃機では、後方に向けた自衛火器の搭載はなされていない。
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