紀元後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/05 16:38 UTC 版)
2世紀初頭 - 中国(後漢)の蔡倫が、紙の製法を確立。 これ以前にも紙は存在したが、文字の記録には向かないものだった。蔡倫は現在の紙のルーツとなるすき紙の製法を確立した。紙に文字を記録することが実用的に行えるようになり、以後、文字記録用の紙が普及しはじめた。 8世紀 - 製紙法が中国からイスラム世界に伝播。 タラス河畔の戦い (751年) で製紙法が唐からイスラム世界に伝わった。製紙法がヨーロッパまで伝わるのは比較的遅く、12世紀頃になる。 8世紀 - 日本や朝鮮で木版印刷が行われる。 日本の百万塔陀羅尼 (8世紀後半) など。 13世紀 - 中国(南宋)で活字を用いた活版印刷が行われる。 15世紀後半 - ヨーロッパで近代的な活版印刷の実用化と商業印刷の開始。 グーテンベルクが金属活字を用いた活版印刷術を確立した。活版印刷術はルネサンスの3大発明の1つに挙げられる。また、アルドゥス・マヌティウスは商業印刷の父とされる。 16世紀? - 黒鉛製の鉛筆の登場。 ヨーロッパでは16世紀に黒鉛鉛筆に関する記録が現れ、17世紀にはイギリスで量産されるようになった。 1700年頃 - ゴットフリート・ライプニッツが二進法を確立。 現代のデジタル記録技術の基本原理となっている。 1770年 - イギリスのジョゼフ・プリーストリーがゴムの消字性を発見。消しゴムが生まれる。 1791年 - イギリスでフェルトペンが発明される。
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「紀元後」の例文・使い方・用例・文例
- 古くとも紀元後2世紀から行われていた。
- フォークが食事用として一般に使われ始めたのは、紀元後10世紀のことであった。
- パルティア王国(紀元前250年から紀元後226年まで)で話されたイラン語
- それらが以前の教えを説明し適用したパレスチナとメソポタミアのロースクールでミシュナー法を議論して、議論がタルムードに記録されるラビのグループの1つ(現行の紀元後250年−500年)
- アウグストゥスの孫娘で、カリグラとアグリッピ・ヤンガーの母親(紀元前14年−紀元後33年)
- ローマの詩人で、愛に対する悲哀の詩で知られる(紀元前43年−紀元後17年)
- ギリシアの伝記作家で、『対比列伝』を書いた(紀元後46?年−120年)
- 紀元前100年から紀元後600年の間に作られたこの土地の土器に同じような模様が見られる。
- フォロ・ロマーノは,紀元前6世紀から紀元後3世紀末までローマの政治,経済,宗教の中心だった広場である。
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