第2幕第2場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 08:36 UTC 版)
フアンの2人の姉妹がイェルマを見張っている。イェルマは家にとどまるのを拒み、人々の噂になっている。子供がいないため、イェルマは自宅を監獄のように感じており、結婚生活は暗礁に乗り上げている。マリアがやってくるが、赤ん坊を見るといつもイェルマが泣いてしまうのであまり乗り気ではない。第1場に出てきた子供のいない若い女が、母のドローレスがイェルマが来るのを待っていると告げる。ヴィクタトールが別れを告げにくる。イェルマは驚き、ヴィクタトールが出て行くという知らせに少し悲しくなる。なぜ行ってしまうのか訪ねると、ヴィクタトールは状況の変化を口にする。フアンが入って来るが、フアンがヴィクタトールの羊を買い取っていたことがわかる。ヴィクタトールがいなくなる理由のひとつはフアンであると示唆される。イェルマは怒り、フアンがビクトルと出て行くと、イェルマはドローレスに会いに出かける。
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第2幕第2場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 04:02 UTC 版)
ポリオーネがアダルジーザの提案を拒否したと聞いたノルマは、怒りのあまり、祭壇の銅鑼を3度打ち鳴らし戦争開始を合図する。ポリオーネがアダルジーザを連れ去ろうと神殿に闖入、捕われた、との報せが入る。群集がポリオーネを引き立てて参集する。ノルマは「この男を殺す前に、尋問して共犯の巫女の名を明らかにする」と述べ、人々を一旦立ち退かせる。ポリオーネと2人きりになったノルマは「アダルジーザを忘れるという約束と引換えに、お前の命だけは助けよう」と言うが、強情なポリオーネは取り合わない。ノルマは「裏切り者の女の名がわかった。火刑台の準備をしろ」と人々を再び招集する。ポリオーネはアダルジーザの名が明かされることを怖れるが、ノルマは「裏切り者は私です」と人々に宣言する。衝撃を受けたポリオーネはノルマへの愛に再度めざめ、「貴女は素晴らしい女性。自分はそれを知るのが遅すぎた」と許しを請う。ノルマは父オロヴェーゾに2人の子供の助命を懇願、オロヴェーゾはためらっていたが受け入れる。ノルマは従容と火刑台に向かう。
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第2幕第2場
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『あなたはついに私の手に』(ノルマとポリオーネ) - 神殿からアダルジーザを連れ出そうとして失敗したポリオーネと命を助ける代わりにアダルジーザを諦める事を求めるノルマの思いが交錯する二重唱。
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