第1期電王戦
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2016年4月から5月にかけて開催。第3回将棋電王トーナメントの優勝ソフト・ponanzaと、2015年6月に新設された第1期叡王戦の優勝者・山崎隆之叡王(八段)による対局である。 手番の先後を入れ替えた二番勝負を2日制で行なう。持ち時間は各8時間(チェスクロック使用)・秒読み1分。初日・2日目とも60分の昼食休憩を挟むほか、2日目のみ30分の夕食休憩がある。封じ手は棋士側が行い、封じ手の意思表明後2日目の対局開始までの間コンピュータの思考は停止しなくてはならない。千日手・持将棋・立会人裁定による引き分けの場合、2日目の15時までに成立した場合は先手・後手を入れ替えて指し直し(通常のプロ棋戦での千日手の場合同様に持ち時間の調整も行われる)、それ以降の成立の場合は引き分けとして指し直しは行わない。また、出場棋士は、本番と同じソフトおよびハード(Intel Core i7 6700K 4GHz 4コア)で練習対局が行なえる。 振り駒はPepperが行った。また、第1局の観戦記は『ものの歩』作者の池沢春人が担当し、2016年5月に「観戦漫画」として「週刊少年ジャンプ」誌上で掲載されたのち、電王戦特設サイトでも掲載される予定。 コンピューター側の指し手は「新電王手(しんでんおうて)さん」が利用された。前年の「電王手さん」に比べ、成るための時間を短縮したり、可能な限り消音といった改良が施されている。
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