稽古法
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稽古法は、筋肉の相違から個々に合った動き方(軌道)を重視して術と技を効率よく用いる稽古法である。柔法徹化拳の技は「型」にとらわれず、ぐにゃぐにゃの身体と感性を基本とした指1本1本から全身に至るまでを使用する身体用法が特徴である。例えば、相手が手首を握ってきたときの対処法。握り方は人によってそれぞれ違う。親指の方に力を入れて握る者、逆に小指の方に力を入れて握る者、あるいは全体で握る者など、さまざまである。掌法も拳法も相手の攻撃に合わせて技を掛けるという感覚的な武術が柔法武技である。つまり攻撃に対して自由自在に対処できる感性を養うことが柔法技法の稽古法である。
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稽古法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 07:29 UTC 版)
形稽古と竹刀稽古を行なう。形稽古は木刀を用い、打太刀は大籠手もしくは略籠手という厚い籠手を装着する。竹刀稽古は両者が防具を着用し、3尺2寸の短く重い竹刀で打ち合う。当流において"組太刀"は、徳川家時代の御留流であった頃には"御組太刀"と呼ばれていた。一般的には型稽古と呼ばれるが現代剣道とは全く異なり、あくまで祖師一刀斎が実践において用い、勝利した太刀である。"型どおりではない"、真剣または木刀による太刀筋であり、真剣勝負を前提にしていない型や"演劇のための"タテ"と呼ばれるものとは、明らかに異なる。その妙諦は歩数と間合に明確である。 打ち込みは一般的な剣道に比べて強烈であり、大日本武徳会の幹部渡辺昇が「山岡流のごとき薪割り剣術は痛くて脳を損なう恐れがある。学生の体育上よろしくない」と苦言を呈したエピソードもある。 山岡鉄舟の道場春風館では、一人が7日間で1400回の試合をする「立ち切り(誓願)」という非常に過酷な稽古が行なわれていた。また、山岡が剣禅一如の境地に達していたことから、精神修養を重んじていることも特徴である。
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