生物環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 00:49 UTC 版)
千波湖は市街地の近くにしては豊かな自然を有している。特に鳥類は多様な種が確認でき、冬期には渡り鳥が多く飛来する。ただし、水質は汚いレベルにあり、清浄な水を好む水生生物は生息しにくい環境である。夏期にはアオコが大量発生し環境面で大きな課題となっている。その一方、逆川緑地に代表される千波湖周辺の湧水が湧く湿地には市街地近郊でありながらホトケドジョウ等の絶滅危惧種の淡水魚類が確認される。このことから千波湖および周辺の湧水は2016年4月22日に環境省より公表された日本国内633ヶ所の『生物多様性の観点から重要度の高い湿地(略称:重要湿地)』のひとつに選ばれている。
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生物・環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 06:50 UTC 版)
一般的な池沼に生息する動植物に準ずる。 水生植物として、スイレン、ジュンサイ、ヒシ、ヨシ、ヒルモ、マツモ、ヒラモなど。農業用水としても使用しているのでウキクサ等の水田でよく見られる水草も生息している。 魚類としてはフナ、コイ、タナゴ、ブラックバス、ブルーギル、ライギョ、ナマズ、メダカなど。 タニシやドブガイ、マシジミ、ザリガニ、ヌマエビ、サワガニなども生息している。 鳥類としてアヒル、マガモ、カルガモ、カワウ、アオサギ、オシドリなど。 周辺森林には希少植物のアケボノシュスランの自生地があり、市民グループにより保護されている。 しかし、2013年の5月5日に何者かにより自生地が荒らされ、アケボノシュスランが根こそぎ持ち去られているのが発見されている。犯行は同年同月4日~5日の間に行われたと地元紙で報道されている。 上記の通り釣りの対象魚が多いことから白河市の代表的な釣りスポットの一つとなっており、シーズン中の休日は釣り人で賑わいを見せる。 また、子供を連れて水鳥にパンの耳などの餌を与えたりと市民の憩いの場となっている。ただし、南湖周辺には鳥インフルエンザ予防のために野鳥への餌付けを禁止する看板が立っている。 なお、周辺の山林の一部の場所にはイノシシへの罠が仕掛けられていることへの注意を促す看板が表示されているところがあるので山林を散策する場合は遊歩道から外れないよう注意すべきである。 昭和のころ、南湖の東側から島嶼にかけて橋を建設する計画があったが、文化庁に反対されて中断し、現在はその橋桁のみが南湖の水量が少なくなった時に姿を現している。中根も前掲書で、以前関係者が弁天島に橋をかけ屋形船を浮かべることを考えたが、文化庁からの中止令が来たとする。 季節により桜の花や睡蓮の花、紅葉や雪景色など美しい風景を楽しむことができ、それに魅了されたカメラマンが思い思いの場所で撮影をしていることがある。
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