きゅう‐しん〔キウ‐〕【球審】
球審
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 07:09 UTC 版)
球審(きゅうしん、英: umpire-in-chief ; plate umpire)は、通常は捕手の後方に配置されるが、単独審判制で審判を行う場合には、状況に応じて、投手の後方に位置することもある。試合を司る重要な役割を担い、その任務は、投球の判定や打者に対する判定、競技の進行に関わる宣告など多岐に渡る。特に投球の判定は、1試合につき200球~400球ほどに及び、膨大な集中力と持久力が要求される。また、投球やファウルボールが球審の身体に当たることも珍しくなく、他の審判員と異なり、怪我防止のために防具を装備する必要がある。 球審には umpire-in-chief の語が当てられているが、主審(crew chief ; chief umpire)と混同してはならない点に注意が必要である。野球において主審とは、その試合における責任審判員であり、球審が責任審判員であるとは限らない。しばしば日本では球審を指して主審と呼ぶこともあるが、誤りである(野球においては、前述の「責任審判員」が適切である)。以前は新聞報道、実況放送、場内アナウンス等でも主審と呼んでいたが、現在は前述の指摘に倣って球審と改められることが多い。しかし、2019年現在も根強く使用される呼称でもある。 スコアボードでは、「CH」、「PU」、「PL」、あるいは単に「球」と表記される。
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