現在の教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/22 21:03 UTC 版)
「ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂」の記事における「現在の教会」の解説
現在の広々としたバロック様式の教会は、1681年にスペイン王カルロス2世により建設が始まり、1686年に完成した。建設当初はフェリペ・サンチェスが監督し、のちにドン・ファン・デ・アウストリアのもとで小フランシスコ・エレーラにより修正された。1725年、サラゴサのカビルド(協議会)が聖なる礼拝堂の外観変更を決め、建築家ベントゥラ・ロドリゲスに設計を依頼した。彼は聖堂を現在の高さ130メートル、幅67メートルの大きさに一変させ、11の小尖塔と4つの大塔を加えた。現在最も観光客が訪れる箇所は、ロドリゲスが1754年に建てた、聖母マリアの像を納めた礼拝堂のある礼拝堂東部分である。礼拝堂周囲は、フランシスコ・デ・ゴヤの描いたヴォールト(穹窿)やドームに囲まれている。1718年には聖堂は完全にヴォ−ルトで覆われたが、主ドームと最後の尖塔が完成しこれらのヴォールトの最終的な手入れが終わったのは1872年である。 1936年から1939年までのスペイン内戦の間、3つの爆弾が教会に落とされたが、どれも不発であった。
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