熱放射とは? わかりやすく解説

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ねつ‐ほうしゃ〔‐ハウシヤ〕【熱放射】

読み方:ねつほうしゃ

高温物体が、赤外線などの電磁波放出する現象。そのスペクトル分布エネルギー物質の種類温度決まり温度が高いほど波長の短い電磁波多く出す。熱輻射(ねつふくしゃ)。温度放射放射伝熱


熱放射

物体から、熱エネルギー放出されること。
夏期日中には窓ガラス日射吸収してガラス温度上昇し日射吸収によって温度上昇したガラス表面から、熱放射を室内人体は受けることになる。 室内温熱環境快適にするには、遮熱断熱優れたガラス用いるなどして、窓ガラス室内表面温度上昇させず、熱放射を受けないようにすることが重要。

熱放射

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/15 02:04 UTC 版)

熱放射(ねつほうしゃ、: thermal radiation)とは、気体液体または固体を構成する原子分子から、温度に依存する電磁波が放出されていることをいう[1]。熱放射の源は、熱運動である[1]。放射特性は物質の種類と温度で決まり[2]振動数の次元において広い連続スペクトルをもつ[3]。熱放射は、伝熱の一種である。熱輻射(ねつふくしゃ)、温度放射温度輻射ともいう[4]室温における熱放射の主成分は、赤外線である[3]




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熱放射

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/22 02:52 UTC 版)

伝熱」の記事における「熱放射」の解説

詳細は「熱放射」を参照 物体がその温度に応じて内部エネルギー電磁波変換し放出、または吸収することで高温物体から低温物体へのエネルギー移動生じ現象である。より詳細には、固体表面はその電気電子性質によって、波長依存性を持つ光吸収反射放射、光透過などの現象組み合わせという、複雑なエネルギー移動現象である。プランクの法則によると、温度Tの黒体放射する波長λの電磁波エネルギーE(λ) は、 E ( λ ) = 8 π h c λ 5 1 e h c / λ k T − 1 {\displaystyle E(\lambda )={\frac {8\pi hc}{\lambda ^{5}}}{\frac {1}{e^{hc/\lambda kT}-1}}} と表せる。ここで、hはプランク定数、kはボルツマン定数。このエネルギー交換キルヒホッフの法則などに従う。E(λ)を電磁波全波長で積分した合計放射エネルギーシュテファン=ボルツマンの法則によれば物体温度の4乗に比例しE B ( T ) ≡ ∫ 0 ∞ E ( λ ) d λ = σ T 4 {\displaystyle E_{B}(T)\equiv \int _{0}^{\infty }E(\lambda )d\lambda =\sigma T^{4}} となる。方向性のない熱放射は固体表面放射率εによって、εσT4となる。2つ固体間の放射熱交換それぞれの固体相手を見る立体角関係する形態係数F1→2などを用いて計算される

※この「熱放射」の解説は、「伝熱」の解説の一部です。
「熱放射」を含む「伝熱」の記事については、「伝熱」の概要を参照ください。

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