減速比
通常、歯車による速度変換の比をいう。噛み合う2つの歯車の歯数の比で表される。車両の場合では、変速機およびデフのギヤ比をいう。変速機の各段の減速比とデフ比(最終減速比)の積をトータル減速比と呼び、数値が大きくなるほど同一エンジン回転に対し駆動力は大きくなるが、速度が出ない。小さい場合は逆となる。変速機の各段の減速比をみると、それぞれの段の使用範囲がわかる。
参照 終減速比、車速線図減速比
減速比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 05:22 UTC 版)
「ハーモニックドライブ」の記事における「減速比」の解説
波動歯車装置の減速比は次のように求められる。 フレクスプラインを出力としたときの減速比 i {\displaystyle i} は、サーキュラ・スプラインのピッチ円直径を D c {\displaystyle D_{c}} 、フレクスプラインのピッチ円直径を D f {\displaystyle D_{f}} とすると、 i = π D c − π D f π D f = D c − D f D f {\displaystyle i={\frac {\pi D_{c}-\pi D_{f}}{\pi D_{f}}}={\frac {D_{c}-D_{f}}{D_{f}}}} となる。 また、サーキュラ・スプラインの歯数を Z c {\displaystyle Z_{c}} 、フレクスプラインの歯数を Z f {\displaystyle Z_{f}} とすると、減速比 i {\displaystyle i} は、 i = Z c − Z f Z f = Δ Z Z f {\displaystyle i={\frac {Z_{c}-Z_{f}}{Z_{f}}}={\frac {\Delta Z}{Z_{f}}}} となる。
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