涸れ川とは？ わかりやすく解説

水無川（みずなしがわ）は、増水時には水が流れるが、通常は伏流水になるなどして地表を水が流れない川のこと。砂漠地帯のものは「ワジ」とも呼ばれる。

日本では、用語だけでなく川の固有名詞としても用いられ、「水無川」の名が付く川は日本各地にある。

また、通常河川でダムの発電取水などによって水量が少なくなった箇所は「無水区間」または「減水区間」と呼ぶ^[1]。

• 水無川 (斜里町) - 北海道斜里郡斜里町を流れる斜里川水系猿間川支流の河川。
• 水無川 (美瑛町) - 北海道上川郡美瑛町を流れる石狩川水系美瑛川支流の河川。

• 水無沢 (岩手県) - 岩手県和賀郡西和賀町を流れる北上川水系南本内川支流の河川。
• 水無川 (鶴岡市) - 山形県鶴岡市を流れる赤川水系の一級河川。
• 山形県鶴岡市を流れる三瀬川の、西川合流地点より上流部の別称。
• 水無川 (最上町) - 山形県最上郡最上町を流れる最上川水系最上白川支流の一級河川。
• 水無川 (長井市) - 山形県長井市を流れる最上川水系草岡川支流の一級河川。
• 水無川 (高畠町) - 山形県東置賜郡高畠町を流れる最上川水系下有無川支流の河川。
• 水無川 (南会津町) - 福島県南会津郡南会津町を流れる阿賀野川水系の一級河川。
• 水無川 (南相馬市) - 福島県南相馬市を流れる新田川水系の二級河川。

• 水無川（三鷹市・世田谷区） - 東京都世田谷区を流れる目黒川水系烏山川支流の世田谷区内における名称。河川等級不明。
• 水無川 (神奈川県) - 神奈川県秦野市を流れる金目川水系室川支流の二級河川。
• 米神水無川 - 神奈川県小田原市を流れる本流の河川。
• 水無川 (南魚沼市) - 新潟県南魚沼市を流れる信濃川水系魚野川支流の一級河川。
• 水無川 (十日町市) - 新潟県十日町市を流れる信濃川水系才明寺川支流の一級河川。
• 水無川 (湯沢町) - 新潟県南魚沼郡湯沢町を流れる信濃川水系清津川支流の一級河川。
• 水無川 (村上市) - 新潟県村上市を流れる葡萄川水系の二級河川。
• 水無川 (富山県) - 富山県南砺市を流れる庄川水系利賀川支流の一級河川。

• 水無川 (長野県) - 長野県南佐久郡佐久穂町を流れる信濃川水系大石川支流の河川。
• 愛知県豊橋市を流れる梅田川水系内張川の上流部における名称。
• 水無川 (加古川水系) - 大阪府豊能郡能勢町・兵庫県丹波篠山市を流れる加古川水系籾井川支流の一級河川。
• 水無川 (神戸市) - 兵庫県神戸市北区を流れる武庫川水系有野川支流の河川。
• 水無川 (山口県) - 山口県岩国市を流れる島田川水系の二級河川。

沖永良部島を始めとし、南西諸島の多くの島々に分布する琉球石灰岩の地帯には、特に多い。

• 水無川 (長崎県) - 長崎県島原市・南島原市を流れる本流の二級河川。
• 水無川 (八代市) - 熊本県八代市を流れる本流の二級河川。
• 水無川 (錦町) - 熊本県球磨郡錦町を流れる球磨川水系の一級河川。
• 水無川 (山江村) - 熊本県球磨郡山江村を流れる球磨川水系万江川支流の河川。
• 水無川 (日向市) - 宮崎県日向市を流れる本流の二級河川。
• 水無川 (宮崎市) - 宮崎県宮崎市を流れる清武川水系の二級河川。
• 水無川 (椎葉村) - 宮崎県東臼杵郡椎葉村を流れる耳川水系の河川。
• 水無川 (児湯郡) - 宮崎県児湯郡都農町・川南町を流れる名貫川水系の河川。

• 中原中也の1933年8月14日発表の詩『蝉』にも中国にある「水無河原」と言う架空の河川名が登場する。
• 一般的に砂地でありテントの寝心地が良くまたカーブの外側を掘ると水が湧くこともあるが、数十キロ～百数キロ上流の雨に流されることもあり、水無川そのものにキャンプを張るのは危険である。

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