海岸砲撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/23 08:04 UTC 版)
RP-3は戦車揚陸艇を改造した「戦車揚陸艇(ロケット弾)」(Landing Craft Tank (Rocket):LCT(R))としても言及されるロケット弾揚陸艇(Landing Craft Rocket)の武装に使用された。これらは水際上陸作戦の際の海岸砲撃に使用された。 LCT(R)は1,000基の発射器と5,000発のロケット弾を搭載しており、この火力は80隻の軽巡洋艦又は200隻の駆逐艦に匹敵した。 運用方法は海岸に照準を向け目標の浜辺の沖に投錨する。海岸までの距離をレーダーで測り、それに応じて発射器の仰角を設定する。その後に要員は、発射を管制するために特製の小部屋に退避する指揮官を除いて甲板下に下がる。発射は一斉斉射か発射器列毎の発射が可能であった。 全弾再装填は非常に重労働かつ神経を使う作業であり、少なくとも1隻のLCT(R)は1隻の巡洋艦に接舷し、作業の実施を支援してもらうためにより大型の船舶から作業班を出してもらう必要があった。
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