浄土宗宗歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 13:28 UTC 版)
「月かげの いたらぬさとは なけれども ながむる人の 心にぞすむ」この宗歌は「月かげ」と称され、法然の真作とされる23首の和歌のうちでも最も有名なものである。鎌倉時代の勅撰和歌集てせある続千載和歌集にも採用されている。「月の光はどこにでも届いているけれども、それを眺める人だけが美しいと感じることができる」という歌に、「阿弥陀仏の救いは誰にでも向けられているけれども、それを信じる人だけがその慈悲に預かることができる」という意味を重ねている。法然上人二十五霊場、十八番月輪寺の詠歌にもなっている。
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