りゅうたい‐つぎて〔リウタイ‐〕【流体継(ぎ)手】
流体継手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 06:29 UTC 版)
流体継手(りゅうたいつぎて)とは、流体を介して回転運動の伝達を行うクラッチの一種である。 流体クラッチとも言い、ドイツのヴルカン造船所で開発された方式が普及した。日本ではフルカン継手とも呼ばれる。
また、トルクコンバータは流体の運動エネルギーを回生してトルクを増幅する機構を持った流体継手の発展型である。
仕組・特徴
オイルで満たされた密閉容器の中に二つの羽根車が対峙しており、それぞれが入力軸と出力軸に連結されている。入力側羽根車をポンプインペラー、出力側羽根車をランナーと呼んで区別することもある。オイルが循環できるような流路を備えており、入力側の回転がオイルの流動を生み、それが出力側を回転させることでトルクの伝達を行う。摩擦などの損失がない理想的な場合を考えると入力側と出力側のトルクは等しくなる。一方、動力伝達のために出力側回転数は入力側回転数より減少する(入力側回転数を
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