津名丘陵とは? わかりやすく解説

津名丘陵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 08:11 UTC 版)

津名丘陵(つなきゅうりょう)は、兵庫県淡路島北部を南北に連なる丘陵である[1]。「淡路山地」は、淡路島北部と南部に分かれる地塁山地であり、砂岩礫岩頁岩で形成される。諭鶴羽山・柏原山・先山の3峰は「淡路三山」と呼ばれる。そのうち、島の北部、明石海峡から淡路平野までの山地を「津名山地」と呼ぶ。この山地は多くの活断層撓曲が見られ、南部より北部のほうが起伏が大きい。白亜紀花崗岩の上に大阪層群が覆う[2]。平地が少ないため中部東側の海岸には淡路市の市街地が南北に伸び、埋立地が造成され、西側海岸には棚田が見られる。「津名山地」には、「北淡山地」「千山山地」「津名丘陵」などの地形がある。「北淡山地」は、標高522m の妙見山を主峰とする津名山地北部にあたり、北東の六甲山へ伸びて六甲・淡路断層帯を形成している。「千山山地」は、標高448mの先山(淡路富士)を主峰とする起伏の小さな津名山地南部にあたり、東側に先山断層が通る。そして「津名丘陵」は、千山山地の西側、播磨灘に面した丘陵である。志筑断層で北淡山地と分けられる。


  1. ^ 第2版,日本大百科全書(ニッポニカ),世界大百科事典内言及, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,世界大百科事典. “津名丘陵とは” (日本語). コトバンク. 2021年2月26日閲覧。
  2. ^ 兵庫県南部地震に伴う淡路島北部地域の地形変化”. 国土地理院 (1995年). 2010年12月7日閲覧。
  3. ^ 20万分の1土地分類基本調査及び土地保全基本調査 > 兵庫県 地形分類図”. 国土交通省 土地・水資源局 国土調査課. 2010年12月12日閲覧。


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津名丘陵

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淡路島」の記事における「津名丘陵」の解説

千山山地西側播磨灘面した丘陵志筑断層で北淡山地分けられる

※この「津名丘陵」の解説は、「淡路島」の解説の一部です。
「津名丘陵」を含む「淡路島」の記事については、「淡路島」の概要を参照ください。

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