みんかん‐でんしょう【民間伝承】
伝承
民間伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 04:17 UTC 版)
佐渡以外にも、おけさ発祥の地を名乗る土地が新潟県下に点在するが、その一つ出雲崎町では、原型が鎌倉時代に発生し、後世に伝来したハイヤ節と融合して出雲崎おけさが成立後、佐渡など各地へ広まったと伝えられる。源義経に仕え、福島県の医王寺に伝わる奇談で知られる佐藤継信・忠信兄弟の母、乙和御前(音羽御前とも)は兄弟の戦死を聞きつけ、二人が倒れた合戦地の京都・屋島へ旅立つも、現・新潟県出雲崎町で断念し、仏門に下り二人を弔うことにした。やがて、二人が各々義経の身代わりとなったという武勲が伝わるや、嬉しさのあまり同門の尼僧たちと袈裟の姿で踊りだしたのがおけさの始まりだという。ただし、医王寺にある御前の墓や遺品と伝えられる品々、兄弟の嫁である若桜と楓が甲冑姿で御前を慰める逸話はいずれも御前が飯坂の地を出なかったことを示唆する。
※この「民間伝承」の解説は、「佐渡おけさ」の解説の一部です。
「民間伝承」を含む「佐渡おけさ」の記事については、「佐渡おけさ」の概要を参照ください。
「民間伝承」の例文・使い方・用例・文例
- 民間伝承のページへのリンク