死の行進とは? わかりやすく解説

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し‐の‐こうしん〔‐カウシン〕【死の行進】

読み方:しのこうしん

戦争時捕虜などを長距離徒歩強いて移送すること。第二次大戦中日本軍バターン米軍捕虜に、サンダカンで豪・英軍捕虜に対して行ったとされるデスマーチ


死の行進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 08:36 UTC 版)

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死の行進死の行軍[1]英語: death marchドイツ語: Todesmärsche)とは、囚人や捕虜の健康や生命を顧みない強制的な移動のこと[2]

概要

この語が最初に使用されたのは、1944年 - 1945年の冬にナチス・ドイツによって行われた、囚人(ほとんどはユダヤ人であった)の強制移動に対して後年の歴史家が名付けたもので、前線の迫った強制収容所の破棄にあたって、何千もの囚人が他の収容所やドイツ領内へ移動させられた[3]

この語は後に、他の同様な出来事に対しても用いられた。多くの場合、囚人達に銃口を突きつけて歩かせ、水も食料も雨風をしのぐ場所もなく行進が続けられ、脱落した者は銃殺された。

アジアでは、日本軍の「バターン死の行進」「サンダカン死の行進」が知られる。ソビエト社会主義共和国連邦によるドイツ人追放チェコスロバキアによるズデーテン地方ブルノからのドイツ人追放カンボジアクメール・ルージュ支配下における、都市からの住民強制脱出にも死の行進が見られた。古くはチェロキー族インディアンの強制移動(涙の道)、オスマン帝国によるアルメニア人追放にも「死の行進」は見られる。

関連項目

脚注

  1. ^ 白虎隊、死の行軍をたどる 戊辰戦争150年:時事ドットコム” (日本語). 時事ドットコム. 2020年9月10日閲覧。
  2. ^ Death Marches”. U.S. Holocaust Memorial Museum (2014年6月20日). 2018年4月22日閲覧。
  3. ^ アウシュビッツの生存者へ解放時にメッセージを書いてくれた米軍兵士は誰?ツイッターで呼びかけて発見(佐藤仁) - Yahoo!ニュース” (日本語). Yahoo!ニュース 個人. 2020年9月10日閲覧。

死の行進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 02:49 UTC 版)

ホロコースト」の記事における「死の行進」の解説

詳細は「死の行進 (ホロコースト)(英語版)」を参照 戦争後期になると交通事情逼迫しており、ソ連軍迫った収容所にいたユダヤ人たちは、ドイツ勢力圏内の収容所まで徒歩移動することを強いられた。彼らは休息栄養与えられず、悪路休み無く歩かされた。

※この「死の行進」の解説は、「ホロコースト」の解説の一部です。
「死の行進」を含む「ホロコースト」の記事については、「ホロコースト」の概要を参照ください。

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