架替事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 16:16 UTC 版)
歩道が狭隘であることに加え、竣工から50年が経過し、老朽化が目立ってきたことから、2015年に横浜市と川崎市は共同事業として橋の架け替えに着手すると発表した。横浜市が事業主体となり、費用は両市が半分ずつ負担する。2014年11月に実施した点検では健全度IIと判定されたが、洗掘により橋脚の基礎が露出していることが分かり、2016年12月に再度点検したところ健全度IIIと判定されている。 新たな橋は、車道が幅3.25m×往復各1車線に、左岸の末吉橋交差点の右折車線(幅3.0m)が加わる。右岸の上末吉交差点の右折車線は30mから60mに延ばし、一部が橋梁部にかかる。両側部に、既設橋の2.5倍の幅3.75mの歩道が設けられ、総幅員は13.3mから18.8mに拡幅される。橋脚は既設橋の4基から2基に減じ、降雨時のスムーズな川の流れを確保する。下部工の工事は大成建設・東洋建設の共同企業体が実施する。2019年から2021年にかけて、既設橋の上流側に作業構台、下流側に仮橋を設置。2020年から2022年にかけて、既設橋上部工を撤去。2021年から2023年にかけて、既設橋の橋脚および橋台を撤去。2022年から2026年にかけて、新設橋の橋脚および橋台を築造。2026年から2027年にかけて、新設橋の上部工を架設。2026年から2029年にかけて、仮橋・作業構台が撤去される。橋脚・橋台工事や仮橋・作業構台の設置及び撤去など、河川内の作業は非出水期の11月から5月にかけてしか行うことができず、2019年の着工から2029年の完成まで10年を要する計画である。
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