斜張橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 02:19 UTC 版)
斜張橋(しゃちょうきょう、Cable-stayed bridge)は、橋の形式の1つで、塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接つなぎ支える構造のものである。ケーブルを利用し吊って支えることから、広義には吊橋の一種と言える。しかし狭義には、すなわち土木工学分野、橋梁工学分野では吊橋とは区別される。斜張橋はこの狭義の吊橋(以降、単に「吊橋」と記す)に次ぐ支間長(スパン、塔と塔の間隔)を得られる。
注釈
- ^ 片持ち式の斜張橋では、アンカーを用いる場合(例:秩父橋)と、橋脚を傾けて全体のバランスを取る場合(例:雑炊橋)、両者を組み合わせる場合がある。
- ^ 斜版橋の例として、九州新幹線の川内川橋梁がある。
- ^ 世界初の曲線斜張橋。
- ^ 現在の下り線専用の橋。上り線専用の橋は2007年に供用。
- ^ 先代の橋は日本初の斜張橋。
- ^ 長良川の「鵜飼い」にちなみ、主塔を鵜匠に、ケーブルを手綱に、橋桁を鵜船に見立てた独特の造りになっている。
- ^ 複合構造のS字型曲線斜張橋としては日本国内初。
- ^ Y字橋脚と斜張橋との複合型。
出典
- ^ ロシア:世界最長の斜張橋が完成 毎日新聞2012年04月14日
- ^ 藤野陽三著、『橋の構造と建設がわかる本』、ナツメ社、2012年3月26日発行、ISBN 9784816352027、160-161頁
- ^ “道路改築事業国道401号 土出 ・ 戸 倉 工区( 尾 瀬 古 仲 橋 )”. 全日本建設技術協会. 2024年5月19日閲覧。
- ^ a b “斜張橋とは”. 株式会社富士ピー・エス. 2017年3月31日閲覧。
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