推考資料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 09:24 UTC 版)
外地の日本軍・軍属の総数は、満州(40 - 66万人)を別として、太平洋 - ビルマ(現:ミャンマー)に展開した時期で140 - 150万人、「大陸打通作戦」の末期においては280万人程度とされている。 当時の朝鮮半島の総人口は約2500万人前後で、20歳前後の女性は約280万人とも推算される。 内地の公娼は、第二次上海事変以前の1937年の21万をピークに太平洋戦争初期の1942年には14.5万人に減少するのに対し、中国本土の日本人娼婦は1935年よりも1940年時点では約1.2万人増加している。朝鮮での公娼の総数は1930年代から1942年までは日本人を含めて約1万人である。 慰安婦の総数の計算法には、日本軍総数を母数とした慰安婦数の推算方法があり、交代率なども考慮されるが、いずれも各研究者によって異なる。アジア女性基金は、慰安婦の総数について、日本軍の兵員総数を慰安婦一人あたり兵員数で除した上で交代率、帰還による入れ替りの度合いを考慮に入れるという手法で行われた各研究者の推算を、以下のように公表している。 研究者たちの推算研究者名発表年兵総数パラメーター交代率慰安婦数秦郁彦 1993 300万人 兵50人に1人 1.5 9万人 吉見義明 1995 300万人 兵100人に1人 1.5 4万5000人 兵30人に1人 2 20万人 蘇智良 1999 300万人 兵30人に1人 3.5 36万人 4 41万人 秦郁彦 1999 250万人 兵150人に1人 1.5 2万人
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