マニュアル
(手引書 から転送)
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マニュアル(英:Manual)ないし手引書(てびきしょ)とは、ある条件に対応する方法を知らない者(初心者)に対して示し、教えるために標準化・体系化して作られた文書である[注釈 1]。
注釈
出典
- ^ 望月照彦「時代を考える-8-若者はどこにいる--腸詰世代とマニュアル世代」『エコノミスト 1977年3月1日号』 毎日新聞出版 1977年
- ^ “マニュアルと手順書に違いはある?分かりやすいマニュアル・手順書を作成するポイントも紹介!”. Teachme Biz (2019年7月9日). 2020年12月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “規格検索”. 日本規格協会. 2019年6月19日閲覧。
- ^ “ISO/IECの規定・政策等 アーカイブ”. 日本規格協会. 2019年6月19日閲覧。【2-1】ISO/IEC専門業務用指針(ISO/IEC Directives)【2019年版のご意見照会】仮和訳版 B.4.2.9
- ^ “IEC規格について”. 日本規格協会. 2019年6月19日閲覧。
- ^ a b c d 「トリセツ本」不安な夫の救世主? 妻の不倫、相談増加 朝日新聞 2019年5月7日
- ^ 妻のトリセツが説く脳の性差 東大准教授は「根拠薄い」 朝日新聞 2019年4月7日
- ^ さだまさしかよ!西野カナの新曲『トリセツ』の歌詞がリアルすぎて震える【動画】 AOL 2015年8月19日
手引書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 23:34 UTC 版)
行動や方法論を示した手引書やマニュアルは、状況に即してどのように対応すべきかを説明したもので、これは所定の社会や組織(企業などを含む)における各個人の行動を明文化して示し、全体に一貫性のある行動をとらせるものである。 組織が巨大化すると構成員の数も増え、相対的にそれらの対応は無視できないコストを発生させる。その構成員の各々が自身の役割を理解している必要があり、これらを個別に口頭で言い聞かせて訓練し、所定の役割を行わせることは労力が必要ともなる。これを補助し労力を軽減させるのが手引書の文章である。組織内での行動が状況に応じてまとめられており、最初はその都度参照し、それらはできれば暗記し従うことが求められる。 これら手引書やマニュアルは様々な状況を想定して、それらの状況に対応する方法を示したものであるが、往々にして想定外で記載されていない現象も発生する。この場合にマニュアルは全く役に立たなくなるため、問題解決のための手段として組織の統率者(または責任者)がその都度判断し個別に指示を行うなどして対応するが、優秀な手引書の場合はそういった漏れ落ちが少ない。組織に柔軟性をもたせる場合には、事細かに規定が存在すると実際の状況に合った活動に制限が発生し、かえって邪魔になることもあるため、あまり細かく定めないケースもある。 似たような「予め想定して明文化しておく文章」にはガイドラインが存在する。ただしこちらは状況への対応方法が列挙してある訳ではなく、所定の状況における考え方を予め指し示しておくという性質があり、これは手引書のように状況ごとに予め定められた行動のみに限定する性質は無い。手引書の場合は具体的な行動内容が示されているため、理解が容易く従い易いが想定外の状況に対応させ難く、ガイドラインの場合は考え方や理念という抽象的概念を理解しなければならないため扱いが難しいが、想定外の状況には類似する部分から類推して対応できるなど柔軟性がある。
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