師管区部隊
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師管区部隊(しかんくぶたい)は、1945年(昭和20年)4月に大日本帝国陸軍が徴兵・動員と地域防衛のために置いた部隊の一種である。従来の留守師団を改称したもので、師管区司令官・師管区司令部が指揮し、補充隊その他の部隊からなった。8月の敗戦以後も復員業務のために残され、11月までに廃止された。
- ^ 『官報』第5420号(昭和20年2月10日)。師管区設置に伴う部分は4月1日施行。
- ^ a b 戦史叢書『本土決戦準備』1、212頁。
- ^ 戦史叢書『本土決戦準備』1、218頁。
- ^ 師管区分につき、日本については1945年(昭和20年)1月22日制定の軍令陸第1号。『官報』第5405号(昭和20年1月24日)。朝鮮については同年2月9日制定の軍令陸第2号。『官報』第5420号(昭和20年2月10日)。
- ^ 1945年(昭和20年)6月20日制定、22日公布・施行の軍令陸第17号。『官報』第5531号(昭和20年6月22日)。
- ^ 「通信兵」ではなく「通信」。
- ^ 戦史叢書『本土決戦準備』1、219 - 221頁。
- ^ 戦史叢書『本土決戦準備』1、259 - 260頁。『本土決戦準備』2、256頁。
- ^ 戦史叢書『本土決戦準備』1、218 - 222頁。
- ^ 陸軍次官通牒、陸密第2058号「地区司令部(聯隊区司令部、陸軍兵事部)、地区特設警備隊ノ臨時編成及国民戦闘組織ニ関スル件」、1945年4月24日。戦史叢書『本土決戦準備』1、252 - 256頁。本文引用部は255頁上段。戦史叢書『本土決戦準備』2、259頁。
- ^ 陸軍大臣「昭和20年9月14日 陸軍大臣 師管区部隊整理に関する件達」、1945年9月14日付。『昭和20.8―9 発来翰綴(復員関係) 東部軍管区司令部』に所収。アジア歴史資料センターで2020年4月に閲覧。
- ^ 第1総軍司令官「師管区部隊人員整理に伴ふ残置人員の件報告」、1945年(昭和20年)10月8日付。防衛省防衛研究所蔵『発来翰綴(復員関係) 昭和20.8~11』に所収。アジア歴史資料センターで2020年4月に閲覧。
- ^ 東北軍管区司令部/第50軍司令部発、第1復員司令部参謀長宛電報「復員完結せる部隊の残置人員の通転属したるに付報告の件」、1945年(昭和20年)10月29日付。
- ^ 『陸軍省大日記』、「陸軍省、復員司令部の復員並びに第一復員省及其の所轄官庁の編成に関する規定の件達」(陸普第2381号)、1945年11月28日付、1 - 2頁
- ^ 別に注記がないものについては、戦史叢書『本土決戦準備』1、219 - 221頁および付表第2「終戦時における東北・東部・東海軍管区部隊一覧表」と、『本土決戦準備』2、221頁および付表第2「終戦時における中部・中國・四國・西部管区部隊一覧表」による。
- ^ 陸軍省『北部軍管区編成人員表』「旭川師管区」。
- ^ 厚生省援護局業務第一課『陸軍部隊(主として内地)調査表』、「北部軍管区・東北軍管区部隊編合並びに配置表」 アジア歴史資料センター Ref.C12121075000
- ^ 陸軍省『朝鮮軍管区編制人員表』「羅南師管区」。
- ^ 陸軍省『朝鮮軍管区編制人員表』「平壌師管区」。
- ^ 陸軍省『朝鮮軍管区編制人員表』「京城師管区」。
- ^ 陸軍省『朝鮮軍管区編制人員表』「大邱師管区」。
- ^ 陸軍省『朝鮮軍管区編制人員表』「光州師管区」。
- 1 師管区部隊とは
- 2 師管区部隊の概要
- 3 終戦処理と復員
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