小田急1700形電車
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小田急1700形電車(おだきゅう1700がたでんしゃ)は、小田急電鉄がかつて保有していた特急用車両である。
注釈
- ^ 第1編成、第2編成は111.5t、第3編成は110.75t
- ^ 第1編成および第2編成、第3編成は2840mm
- ^ 1949年に下十条電車区で漏電全焼、1950年頃の時点ではモハ63168は焼損したままの状態で経堂の車庫内に留置されていた。
- ^ 事故廃車
- ^ 事故廃車
- ^ 1949年に常磐線綾瀬で漏電全焼。
- ^ 事故廃車
- ^ ABFは三菱電機の直流電車用自動加速形制御装置の形式名で、本来は三菱電機の提携先であるアメリカ・ウェスティングハウス・エレクトリック (WH) 社製制御器の形式名に由来し、A:Automatic acceleration(自動加速) B:Battery voltage(低電圧電源) F:Field Tapper(弱め界磁制御)の各機能に対応することを示す。
- ^ 前面の曲面のRは1600形と同じ4500mm、左右隅部のRは300mm、正面窓の大きさは幅700×高さ850mmであるのに対して国電の半流線型車は各々R3000mm、R250mm、幅700×高さ870mm、2100形-2400形は正面はR5000mm、隅部はR250mm、2600形-5000形は各々R6000mm、R250mmである。
- ^ メーカー形式は順に日立製作所RM-257 (MT7) 、芝浦製作所SE-114 (MT9) 、東洋電機製造TDK-502(MT10)である。いずれも端子電圧675V時定格出力100kW/635rpm(全界磁)で、鉄道省モハ10形用として製作されたものであった。
- ^ 端子電圧750V時定格出力93.3kW/750rpm。WH社製WH-556-J6(端子電圧750V時定格出力74.6kW、定格回転数985rpm)が基本とされるが、特性が全く異なっており、構造を参考にした程度の類似性でしかない。なお、このMB-146系電動機は、小田急以外では南海電気鉄道が戦前の南海鉄道時代からモハ1201・1251形などに大量採用し、さらに戦後は運輸省規格型電車用125馬力級規格型電動機の一つとして選定され、従来採用実績のなかった各社にも大量供給されたことで知られている。
- ^ AW-5の音程は290Hz、AAは長音が290Hz、短音が340Hzであった
- ^ 第1編成・第2編成も雨樋の上まで青色の塗装だったため塗分けは変わらない。
- ^ この際の空き時間には、乗務員および車内販売員が足柄駅近くの狩川で釣りをし、釣った川魚を喫茶カウンターのコンロで焼き魚にして昼食としたとの逸話も残っている。
- ^ それまでは同じ位置に社紋板を取付けていた。
- ^ この台車は1959年に枕バネを空気ばねに、軸箱支持方法をペデスタル式に変更してMD-5Aに改造された上でクハ1651に装備されている。
- ^ なお、この際にサハ2052用にMD-5台車を新造して換装している。
- ^ それぞれ出力AC200V・2.5kVAおよびDC100V・1.5kW。
出典
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- ^ 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション1 小田急電鉄1950-60』p58
- ^ a b c d e 『鉄道ピクトリアル』通巻491号 p11
- ^ 生方良雄「小田急の特急ロマンスカー」『レイル』第1号 p11
- ^ a b c d 大正出版『小田急 車両と駅の60年』p86
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- ^ 深谷則雄, 宮崎繁幹, 八木邦英『小田急電車回顧 第2巻』 p43
- ^ 鉄道資料保存会『国鉄電車詳細図 -鉄道院/鉄道省時代-』p.299-313
- ^ 山下和幸『小田急電車形式集.2』p.13
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- ^ 輿水醇「小田急電鉄5000系(5200形)車両概説」『電気車の科学』通巻359号 p.42
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- ^ a b c d 山下和幸「私鉄車輛めぐり101 小田急電鉄」『鉄道ピクトリアル』通巻286号 p70
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- ^ 深谷則雄, 宮崎繁幹, 八木邦英『小田急電車回顧 第2巻』 p69
- ^ 山下和幸『小田急電車形式集.2』p.72
- ^ 山下和幸『小田急電車形式集.2』p.76
- ^ 山下和幸「私鉄車輛めぐり101 小田急電鉄」『鉄道ピクトリアル』通巻286号 p81
- ^ a b 山下和幸『小田急電車形式集.3』p.11
- ^ 大幡哲海「私鉄車輛めぐり164 小田急電鉄」『鉄道ピクトリアル』通巻679号 p.256
- ^ 山下和幸「私鉄車輛めぐり122 小田急電鉄」『鉄道ピクトリアル』通巻405号 p.176
- ^ 大正出版『小田急 車両と駅の60年』p55
- 1 小田急1700形電車とは
- 2 小田急1700形電車の概要
- 3 沿革
- 4 脚注
固有名詞の分類
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