水疱症
(尋常性天疱瘡 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 07:15 UTC 版)
水疱症(すいほうしょう)は、水疱(水ぶくれ)やびらんを生じる疾患をまとめて称する(ウイルス性・細菌性疾患や熱傷などの物理的刺激による水疱形成を除く)。遺伝子の異常による先天性のものと、自己免疫によるものに大別される。
- ^ https://www.dermatol.or.jp/qa/qa15/q07.html
- ^ 難病情報センター|対象疾患一覧表(公費対象45疾患)
- ^ R Varki, S Sadowski, E Pfendner, J Uitto. Epidermolysis bullosa. I. Molecular genetics of the junctional and hemidesmosomal variants. J Med Genet(2006); 43: 641–652
- ^ Felix B. Müller, Wolfgang Küster, Kerstin Wodecki, Hiram Almeida Jr., Leena Bruckner-Tuderman, Thomas Krieg, Bernhard P. Korge, and Meral J. Arin. Novel and Recurrent Mutations in Keratin KRT5 and KRT14 Genes in Epidermolysis Bullosa Simplex:: Implications for Disease Phenotype and Keratin Filament Assembly, HUMAN MUTATION(2006)
- ^ 自家培養表皮ジェイス:表皮水疱症治療を目的とした希少疾病用医療機器に指定 (PDF) - 2011年3月18日(2013年3月28日閲覧)
尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 15:33 UTC 版)
「水疱症」の記事における「尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)」の解説
表皮内基底層直上に水疱ができる疾患である。天疱瘡のうち65%を占め、中高年に多い。口腔内病変が非常に多いのが特徴である。口腔のほか、咽頭、外陰部がよく侵される。Nikolsky現象陽性、Tzanck試験陽性である。蛍光抗体直接法で、表皮細胞間にIgGやC3の沈着を見る。蛍光抗体間接法でも表皮細胞間に陽性となる。デスモグレイン1、デスモグレイン3に対する自己抗体(抗デスモゾーム抗体)によっておこる自己免疫疾患と考えられている。治療は副腎ステロイドの内服(40-60mg/日)となる。治療抵抗性のものでは、免疫抑制剤や血漿交換を行う。
※この「尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)」の解説は、「水疱症」の解説の一部です。
「尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)」を含む「水疱症」の記事については、「水疱症」の概要を参照ください。
尋常性天疱瘡と同じ種類の言葉
- 尋常性天疱瘡のページへのリンク