寒波と吹雪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 05:10 UTC 版)
「2008年の中国雪害」の記事における「寒波と吹雪」の解説
深刻な雪害は、1月10日に大きなドーム状の寒気が中国の大部分を覆い、沿海部の西側に大雪という形で多量の降水がもたらされることにより始まった。湖南省、湖北省、河南省、山東省、江蘇省、安徽省と上海市は最も被害を受けた。ある地域は17年間で最悪の吹雪が起き、ある地域は半世紀における最悪を経験した。降水の第一波が過ぎ去った後でも、深刻な寒波とともに雪は数日間降り続いた。 国土で最大のタクラマカン砂漠でさえも降雪が報告され、雪とともに-25℃近くの最低気温記録が11日間連続し、家畜が死んだ。ある地点では、気温は-32℃まで下がり、2006年1月の-26.1℃という記録を塗り替えた。ただし、この天文台の観測の記録は非常に短いこと(1996年に開始)に注意しなければならない。塔中観測所によると、積雪は時に砂漠の中心で4センチメートル以上であった。新華社によると、砂漠全体が一度に雪で覆われたことは初めてである。
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