日本海電気
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日本海電気株式会社(旧字体:日本海󠄀電氣株式會社󠄁、にほんかいでんき かぶしきがいしゃ)は、明治後期から昭和戦前期にかけて存在した日本の電力会社である。北陸電力送配電管内にかつて存在した事業者の一つ。
注釈
- ^ 1919年10月に日本鋼管へ吸収されるまでは傍系会社の電気製鉄株式会社(1917年2月設立)として操業[20]。1999年日本鋼管より分社化され、2003年よりJFEマテリアルとなる[21]。
- ^ 1917年会社設立、カーバイド・石灰窒素・硫安を製造(1930年代後半にフェロアロイ製造へ転換)[22]。会社は現・日本重化学工業だが同社高岡事業所とは場所が異なる。
- ^ 1924年王子製紙に合併され同社伏木工場となり、戦後は日本製紙(旧・十條製紙)伏木工場となるが[22]、2008年閉鎖。
- ^ 1944年に隣接地で操業するレーヨン曹達(1936年設立)とともに東亞合成化学工業(現・東亞合成)設立に参加し、工場は同社高岡工場となった[22]。
- ^ 1922年工場焼失のため解散、翌年伏木板紙が発足し工場が再建されるが、太平洋戦争中に軍需工場へ転換され消滅[22]。
- ^ 1943年保土谷化学工業富山工場となり、1953年鉄興社に買収、1975年東洋曹達工業(現・東ソー)に合併されて富山工場となり、2001年より富山事務所[40]。
- ^ 1943年10月日満アルミニウムが昭和電工に合併されたため同社富山工場となる[41]。太平洋戦争後はフェロアロイなどの製造へ転換され、1979年昭和電工より分離、2014年より昭和電工セラミックスとなる[42]。
- ^ 岩瀬工場を含む日本曹達の鉄鋼部門は1949年日曹製鋼(現・大平洋金属)として分離され[44]、さらに岩瀬工場は1983年大平洋ランダムとして分社化[45]。
出典
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- ^ a b c 『北陸電気産業開発史』129頁
- ^ a b 『日本海ガス五十年史』36-37頁
- 1 日本海電気とは
- 2 日本海電気の概要
- 3 供給区域
- 4 発電所一覧
- 5 関係会社
- 6 脚注
- 日本海電気のページへのリンク