日本海電気とは? わかりやすく解説

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日本海電気

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 05:43 UTC 版)

日本海電気株式会社旧字体日本海󠄀電氣株式會社󠄁、にほんかいでんき かぶしきがいしゃ)は、明治後期から昭和戦前期にかけて存在した日本の電力会社である。北陸電力送配電管内にかつて存在した事業者の一つ。


注釈

  1. ^ 1919年10月に日本鋼管へ吸収されるまでは傍系会社の電気製鉄株式会社(1917年2月設立)として操業[20]。1999年日本鋼管より分社化され、2003年よりJFEマテリアルとなる[21]
  2. ^ 1917年会社設立、カーバイド・石灰窒素硫安を製造(1930年代後半にフェロアロイ製造へ転換)[22]。会社は現・日本重化学工業だが同社高岡事業所とは場所が異なる。
  3. ^ 1924年王子製紙に合併され同社伏木工場となり、戦後は日本製紙(旧・十條製紙)伏木工場となるが[22]、2008年閉鎖。
  4. ^ 1944年に隣接地で操業するレーヨン曹達(1936年設立)とともに東亞合成化学工業(現・東亞合成)設立に参加し、工場は同社高岡工場となった[22]
  5. ^ 1922年工場焼失のため解散、翌年伏木板紙が発足し工場が再建されるが、太平洋戦争中に軍需工場へ転換され消滅[22]
  6. ^ 1943年保土谷化学工業富山工場となり、1953年鉄興社に買収、1975年東洋曹達工業(現・東ソー)に合併されて富山工場となり、2001年より富山事務所[40]
  7. ^ 1943年10月日満アルミニウムが昭和電工に合併されたため同社富山工場となる[41]太平洋戦争後はフェロアロイなどの製造へ転換され、1979年昭和電工より分離、2014年より昭和電工セラミックスとなる[42]
  8. ^ 岩瀬工場を含む日本曹達の鉄鋼部門は1949年日曹製鋼(現・大平洋金属)として分離され[44]、さらに岩瀬工場は1983年大平洋ランダムとして分社化[45]

出典

  1. ^ 「日本海電気株式会社第85回営業報告書」(J-DAC「企業史料統合データベース」収録)
  2. ^ a b c 『株式年鑑』昭和16年度781頁。NDLJP:1069950/424
  3. ^ a b c d e f g h i j 『北陸地方電気事業百年史』17-20頁
  4. ^ 『北陸地方電気事業百年史』9頁
  5. ^ a b c 『人的事業大系』電力篇256-264頁。NDLJP:1458891/153
  6. ^ a b 『北陸地方電気事業百年史』234-236頁
  7. ^ a b c 『株式年鑑』昭和14年度825頁。NDLJP:1072581/441
  8. ^ a b c 『北陸地方電気事業百年史』11-12頁
  9. ^ a b c d 『日本海ガス五十年史』18-19頁
  10. ^ a b c d e f g 『北陸地方電気事業百年史』15-16頁
  11. ^ a b c d e f g 『北陸電気産業開発史』43-48頁
  12. ^ a b c d e f g h i 『北陸地方電気事業百年史』43-45頁
  13. ^ 『北陸電気産業開発史』54-55頁
  14. ^ a b 『北陸地方電気事業百年史』45-46頁
  15. ^ 『北陸地方電気事業百年史』64-65頁
  16. ^ a b c d e f g 『日本海ガス五十年史』20-22頁
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 『北陸地方電気事業百年史』792-799・802-805頁
  18. ^ a b c d e f g h i 『北陸地方電気事業百年史』74-77頁
  19. ^ a b c d e f g h i j k l 『北陸地方電気事業百年史』95-99頁
  20. ^ 『日本鋼管株式会社三十年史』324-327頁
  21. ^ JFEマテリアル 「会社紹介 沿革」。2019年1月15日閲覧
  22. ^ a b c d 『高岡市史』下巻691-695頁
  23. ^ a b c d e f g h i j k l 『北陸地方電気事業百年史』155-158頁
  24. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『北陸地方電気事業百年史』162-166頁
  25. ^ a b 『北陸地方電気事業百年史』65頁
  26. ^ 『北陸地方電気事業百年史』46・77頁
  27. ^ 『北陸地方電気事業百年史』84-85頁
  28. ^ a b c 『北陸地方電気事業百年史』160-162頁
  29. ^ 『北陸地方電気事業百年史』79-80頁
  30. ^ a b c 『北陸地方電気事業百年史』192-194頁
  31. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 『北陸地方電気事業百年史』126-130頁
  32. ^ a b c d 『日本の発電所』中部日本篇452-463頁。NDLJP:1257061/133
  33. ^ 『北陸電気産業開発史』141頁
  34. ^ 『電気事業要覧』第22回631頁。NDLJP:1077068/347
  35. ^ a b c d 『電気化学工業百年史』99-102頁
  36. ^ a b c d e f g 『日本カーバイド工業二十年史』24-27頁
  37. ^ a b c 『日本カーバイド工業二十年史』15-17・27-28頁
  38. ^ a b c d e f g 『北陸地方電気事業百年史』249-254頁
  39. ^ 『電気事業要覧』第31回796-797頁。NDLJP:1077029/413
  40. ^ a b c d 『東ソー80年史』資料編40-43頁
  41. ^ a b c 『昭和電工アルミニウム五十年史』67・108頁
  42. ^ 昭和電工 「会社情報 昭和電工セラミックス株式会社」。2019年1月15日閲覧
  43. ^ a b c 『北陸地方電気事業百年史』273-275頁
  44. ^ a b 『日本曹達70年史』32-33頁
  45. ^ 大平洋ランダム 「企業のあゆみ」。2019年1月15日閲覧
  46. ^ 『日本曹達70年史』62-64頁
  47. ^ a b 『北陸地方電気事業百年史』369-373頁
  48. ^ a b c 『電気事業要覧』第31回735-736頁。NDLJP:1077029/382
  49. ^ a b 『日本海ガス五十年史』28-29頁
  50. ^ a b c d e f 『北陸地方電気事業百年史』77-80頁
  51. ^ 『北陸地方電気事業百年史』47-48頁
  52. ^ a b c d e f g h i 『北陸地方電気事業百年史』196-199頁
  53. ^ 『北陸地方電気事業百年史』261頁
  54. ^ a b c 『北陸地方電気事業百年史』247・860頁
  55. ^ 『北陸地方電気事業百年史』357頁
  56. ^ 『北陸地方電気事業百年史』358頁
  57. ^ a b c 『北陸地方電気事業百年史』321-326頁
  58. ^ a b c d e f g h i 『北陸地方電気事業百年史』399-404頁
  59. ^ a b c d e f g 『北陸地方電気事業百年史』405-406頁
  60. ^ a b 『北陸地方電気事業百年史』328-333頁
  61. ^ 『北陸地方電気事業百年史』414-415頁
  62. ^ 「日本海電気株式会社第76回営業報告書」(J-DAC「企業史料統合データベース」収録)
  63. ^ 『電気事業要覧』第13回92-93頁。NDLJP:975006/76
  64. ^ a b c d e f g h i 『電気事業要覧』第29回734頁。NDLJP:1073650/415
  65. ^ 『電気事業要覧』第28回884-886・1024-1029頁。NDLJP:1073625/486NDLJP:1073625/557
  66. ^ 『電気事業要覧』第31回735-736・882-885頁。NDLJP:1077029/382NDLJP:1077029/456
  67. ^ a b c d e f g 『北陸地方電気事業百年史』807-808・814頁
  68. ^ a b c d e f 『北陸地方電気事業百年史』307-309頁
  69. ^ a b c 『北陸電気産業開発史』129頁
  70. ^ a b 『日本海ガス五十年史』36-37頁


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