寂地峡とは? わかりやすく解説

じゃくち‐きょう〔‐ケフ〕【寂地峡】

読み方:じゃくちきょう

山口県東部寂地山に源を発した錦(にしき)川の支流宇佐川最上流の寂地川が刻む峡谷十八滝と呼ばれる長さ3.5キロメートル犬戻(いぬもどし)峡と5か所の滝が連続して落下する長さ1キロメートル竜ヶ岳峡の2峡谷からなる西中国山地国定公園一部


寂地峡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 04:24 UTC 版)

寂地峡の滝
登竜の滝
所在地 山口県岩国市錦町宇佐
位置 北緯34度25分50.57秒 東経132度3分19.84秒 / 北緯34.4307139度 東経132.0555111度 / 34.4307139; 132.0555111座標: 北緯34度25分50.57秒 東経132度3分19.84秒 / 北緯34.4307139度 東経132.0555111度 / 34.4307139; 132.0555111
落差 (龍頭の滝)14 m
水系 錦川水系宇佐川
プロジェクト 地形
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寂地峡の碑

寂地峡(じゃくちきょう)は、山口県岩国市錦町にある峡谷

概要

西中国山地国定公園の三大渓谷の一つとされる。標高300m錦川支流の宇佐川にあり、犬戻峡と竜ヶ岳峡の二つに分かれている。犬戻峡犬戻十八滝が名所で、幾つものが連続する。特に五竜の滝環境省日本の滝百選にも選ばれている名瀑。対して竜ヶ岳峡は七ヶ所の滝を中心として、奇岩、岩屋が連続する。寂地山の頂から清冽な水が流れており、1985年昭和60年)寂地川として名水百選に選ばれている[1]。 湧水が豊富で水質が良いことから飲料水ワサビ栽培に利用されている。

名所

五竜の滝

犬戻峡にある犬戻十八滝のうち、特にの名を冠した5つの滝は総称して寂地峡五竜の滝と呼ばれ、日本の滝百選に選定されている。滝は川上より順に以下の通りである。

  • 龍頭の滝:落差14m。
  • 龍門の滝:落差18m。
  • 白龍の滝:落差10m。
  • 登龍の滝:落差8m。
  • 龍尾の滝:上段15m+下段5mの段瀑となっている。

由来

伝説によれば、その昔、この川には大蛇が棲んでおり木々をなぎ倒したり毒気を含んだ息を吐いて草花や作物を枯らして住民を悩ませていた。そこに寂地坊という旅のが現れて祈祷を行い大蛇を見事に退治した。寂地の名はその僧に由来する。

所在地

山口県岩国市錦町宇佐

交通アクセス

関連項目

外部リンク

脚注

  1. ^ 寂地川 - 名水百選 Archived 2011年9月26日, at the Wayback Machine. - 環境省



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