始動方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/26 10:11 UTC 版)
単相交流単独では、始動トルクが得られないため、他の方法で回転トルクを与えて始動する。 始動後は、回転した回転子と交流磁界との相互作用で回転を続ける。 分相始動 電気抵抗の大きな始動巻線の磁界の遅れを利用して起動し、回転数が同期速度の3/4程度に上昇後に遠心力開閉器(遠心スイッチ)で開放する。 コンデンサ始動 始動用コンデンサを直列に接続した始動巻線を利用して起動する。始動トルクが大きく、始動電流が小さい。 反発始動 交流整流子電動機として起動し、回転数上昇後に整流子短絡装置で短絡し運転する。 くま取り巻線形 固定子の一部にくま取り巻線を巻いた凸極を設け、その部分の磁界の遅れを利用して始動トルクを得る。
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