大島正満
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大島 正満 (おおしま まさみつ、1884年6月21日 - 1965年6月26日) は 日本の生物学者 (動物学)。理学博士、農学博士。
シロアリの研究を行った[1]が、台湾勤務時代にスタンフォード大学に留学し、D.S.ジョーダンのもとで魚類研究を行った。特にサケ科の淡水魚類[2]を中心に動物学の研究を行い、「サラマオマス」(サクラマスの亜種、現在はタイワンマスと呼ぶ) を命名した[3]。2001年より台湾の2000元札にタイワンマスが印刷されている。台湾では、20数種類の淡水魚の新種を命名し、台湾淡水魚の父と呼ばれている。
注釈
出典
- ^ 大島正滿「日本内地産白蟻」『動物学雑誌』第20巻第242号、1908年12月、512-517頁、doi:10.34435/zm001061、ISSN 0044-5118、NDLJP:10828211。
大嶋正滿「臺灣産白蟻に就て」『動物学雑誌』第22巻第260号、1910年6月、343-346頁、doi:10.34435/zm001127、ISSN 0044-5118、NDLJP:10828582。
大島正滿「白蟻豫防用藥劑塗布試驗成績」『建築雑誌』第324号、日本建築学会、1913年12月、658-671頁、ISSN 00038555、NAID 110006326008。 (要購読契約) - ^ 大島正滿「米國産鮭の習性」『動物学雑誌』第33巻第394号、東京動物學會、1921年、259頁、NAID 110003358775、NDLJP:10831332。
大島正滿「阿寒湖より移植せられたる姫鱒の現状」『動物学雑誌』第34巻第399号、1922年2月、1-13頁、doi:10.34435/zm001694、ISSN 0044-5118、NAID 110003358790、NDLJP:10831400。
大島正満「ヤマメ及びアマゴの系統並びに生活史に関する二三の知見」『自然科学』第4巻、1929年、129-150頁。
大島正満「鮭鱒族の稀種田澤湖の國鱒に就て」『日本學術協會報告』第16巻、1941年、254-259頁、NAID 10029119553。 - ^ Jordan, David Starr and Oshima, Masamitsu (1919-04-01). “Salmo formosanus, a new trout from the mountain streams of Formosa”. Proceedings of the Academy of Natural Sciences of Philadelphia (Proceedings of the Academy of Natural Sciences of Philadelphia) 71 (2): 122-124. ISSN 00973157 .
- ^ 山本美穂子「目録 大島正健・大島正満・大島智夫関係資料」第10巻、北海道大学大学文書館、2015年3月。
- ^ 天皇陛下「クニマス発見、本当に奇跡の魚」〈会見全文〉
- ^ 大島正満 サケ科魚類論集
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