因幡国分尼寺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 23:49 UTC 版)
尼寺跡の所在地は詳らかでないが、国分寺の西方の法花寺集落(鳥取市国府町法花寺)の地に存在が推定される。法花寺集落付近に残っていたという礎石の多くは江戸時代の常忍寺(鳥取市行徳)建立時に持ち出されたというが、同地の産湯の井戸付近には江戸時代に掘り出されたという礎石が置かれている。この礎石は手水鉢に加工されて庭におかれ、その後に集落外に持ち出されていたが、近年に現在地に戻されている(現在は鳥取市指定保護文化財)。法花寺集落周辺の水田では発掘調査が実施されているが、現在までに遺構は検出されていない。 なお、国分寺集落と法花寺集落の間には「犬塚」という石碑がある。これは、国分寺・国分尼寺の両寺に飼われた犬が両寺の間で死んだという伝承に由来するもので、江戸時代に碑が建てられ、現在は鳥取市指定史跡に指定されている。 犬塚(鳥取市指定史跡)
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