呪詛の道具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:52 UTC 版)
平安時代にはすでに行われていたといわれる「丑の刻参り」(恨みを抱く対象者に災禍を与えるために行う呪詛の一つ)において、鉄輪(かなわ、五徳)は儀式の上で用いられる道具である。施術者(呪詛を行う者)は白装束を身に纏い、冠のように頭に被った鉄輪に蝋燭(ろうそく)を立てた姿となって、丑の刻(午前1時から午前3時頃)に神木のある場所に出向き、結界を破るため、呪詛対象者に見立てた藁人形に五寸釘を打ち込んで、牛などの姿をした妖怪を呼び出したといわれる。
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